「え?」とびっくりするエピソードが多い日本を代表するギタリストの布袋寅泰さんですが、面白エピソードの代表例が、前嫁・山下久美子さんとの結婚から離婚までの伝説ですね。
布袋さんは無名の若手時代に、当時大人気だった女性ロックシンガーの山下久美子さんと結婚されています。
4歳年上の女性だっただけでなく、キャリア的に完全に格上の女性だったということ、布袋寅泰さんがミュージシャンとしてグーっと伸びた時期と結婚の時期が重なったということで、結婚生活はかなりギクシャクしたみたいです。
大物バンドマンの初婚は大抵は不倫からの、その相手への乗り換えだったりしますが、布袋寅泰さんも勿論、その類でありました。
布袋寅泰さんと山下久美子さんの結婚生活と、現在の嫁・今井美樹さんとの不倫、略奪愛、そして離婚した後の山下久美子さんの生活について書いてみたいと思います。
布袋寅泰と元嫁・山下久美子の馴れ初めはサポートメンバー
当時、「学園祭の女王」「総立ちの久美子」と呼ばれていた山下久美子さんは売れっ子ロックシンガーでありました。
そして、布袋寅泰さんはBOOWYとしてのキャリアがありましたが、世間的に名前が知られてない若手ギタリストでありました。
そんな2人の出会いは、布袋寅泰さんが当時の山下さんのプロデューサー吉田健さんに見出されて、サポートメンバーに誘われたのがきっかけでした。
山下さんは布袋さんと離婚した後に出版した自伝にて、布袋さんとの出会いの様子を綴っていました。
初対面の布袋さんは黒とピンクのチェックのスーツ姿で、長身に髪が逆立っていたそうです。
「すっげえいいんだよっ、ぜひ聴いてみて」そして、硝子の向こうで彼が最初の音を出した、その瞬間、私は恋に落ちたのだと思う。すごいっ、なんて音なのっ!
彼のギターには、瞬時に人の心を鷲づかみするかのような、とてつもない情熱があった。 どこかに怒りを含んでいるかのような、哀しみを知るような、それまでに遭ったことのない音だった。
私だけではなく、居合わせたスタッフ全員が色めきたった。やがて、椅子に腰かけ、何やら弾きづらそうにしていた彼が突然、ガッと立ち上がって弾き始めたときには、スタジオ内 が騒然となってしまった。まるでライヴの会場のように。スタジオの中で立って弾くとい う技をやってのけたのは、たぶん後にも先にも彼ぐらいなものだろう。
ついに私は見つけたと思った。欲しかった音を。人を。私のロックン·ロールを。
当時、緊張気味だった布袋さんでしたが、演奏を始めるその場にいた人を圧倒したそうです。さすが世界の布袋さんですね!
その後に山下さんは2週間ほど、直接顔は合わせないものの、ブース越しに音で布袋さんとやりとりを重ね、お互いに惹かれあっていったそうです。
布袋さんと音で会話してるうちに、心と声が一致し、完全に気持ちを持ってかれたそうです。
ふたりが交際を始めて結婚するまでは早かったそうです。
1985年に結婚。子供はなし。挙式に桑田佳祐や吉川晃司、アン・ルイス!
布袋寅泰さんと山下久美子さんは出会って2週間後には交際を開始し、同年には結婚を決意します。
2人の結婚は”格差結婚”と呼ばれていましたが、ふたりのラブラブぶりは圧巻でした。
結婚式では激しいキス。
山下久美子さんの人脈からか、結婚式にはアン・ルイス、吉川晃司、大沢誉志幸、桑田佳祐さんなど大物が駆けつけ、コンサート会場のようになっていたそうです。
今でも第一線で活躍してるようなメンツです。
布袋寅泰さんと山下さんの結婚生活はその後に破綻してしまいますが、布袋さんのキャリアにとって、この結婚で音楽関係の輪を広げられたのは最高の恩恵だったことでしょう。
山下久美子と布袋寅泰のラブラブな結婚生活。元彼をめぐって吉川晃司と殴り合いの喧嘩?
結婚当初はラブラブだった山下久美子さんと布袋寅泰さん。
布袋寅泰さんが山下久美子さんの元彼に嫉妬して暴れ、吉川晃司さんが仲裁に入って殴り合いになったこともあったそうです。
思えば、私たちはいちばんエナジーを持て余している時期に結婚生活を始めてしまったのかもしれない。
特に若い彼に至っては、嫉妬心においても尋常ではなかった「レッドシューズ」で呑んでいたときに、昔のボーイフレンドが入ってきたというだけで喧嘩になったり、たまたま居合わせた吉川が仲裁に入ると、今度は彼らが殴り合いを始めたりする始末だった。
元彼がいて良い気分ではないのは事実なので、なぜその場にいたのか考えると、布袋寅泰さんなりの不満もわからなくもないですね。
山下久美子と布袋寅泰の結婚生活。人気になる旦那への嫉妬?
結婚当初は無名のギタリストだった布袋寅泰さんですが、サポートとして場数を踏んでいくごとに、演奏もパフォーマンスも洗練されていきました。
山下久美子さんのライブにも布袋寅泰さんの目当てのファンも多く駆けつけたそうです。
以前までは自分の前にファンが列を作っていたにもかかわらず、次第に布袋さんの前にも対等な人数のファンが駆け寄ったそうです。
サポートとしての実力はもちろんのこと、BOOWYが人気になったのも大きな原因だと思われます。
山下久美子は旦那・布袋のBOOWYでの成功がうれしくなかった?
結婚当初は格差結婚と言われていた布袋寅泰さんと山下久美子さんですが、歳月が流れるごとに布袋寅泰さんはギタリストとしての地位を確立させていきます。
BOOWYが国民的なバンドになり、チャートで1位を獲得するまでになったときには、かつて言われていた夫婦間の格差はなくなっていました。
多くが山下さんと布袋さんの破局の理由が今井美樹さんの略奪愛だと思っていますが、実はその手前から夫婦間には溝ができていたのです。
布袋寅泰と山下久美子の離婚の理由になった今井美樹の略奪愛(不倫)
BOOWYが人気になり、布袋寅泰さんのギタリストとしての評価が上がるほどに、夫婦の間に距離ができてしまったそうです。
その後の離婚への大きな痛手となったのが今井美樹さんの登場です。
もともと今井さんは山下さんのバンドのドラムの彼女でした。その後に友人として語り合うようになり、音楽や恋愛の話もできるようになったそうです。
布袋さんと今井美樹さんの不倫が明らかになった事件を、山下さんは自身の自伝で綴っています。
「お疲れさまーっ」私は努めて明るい声で言うと、彼の横に座った。けれども、それはもともとふたりがいた空間に、違う人が入り込んでいったかのような雰囲気で、何とも妙だった。
なぜ、私はこんなことを感じているのだろう?突然彼が「さっきステージで指を折っちゃったかもしれないんだ」と、私の前に指を差し出した。
どことなく甘える仕草で。「どの指?」と私は手に触れた。そのときだった。
彼女が少し苛立った感じで「私 途中下車しまーすっ!」と言ったのは。え?途中下車って何っ!?言葉の意味を理解するのに、数秒かかった。事態は思ったより深刻だったことに気付いた。
目の前でイチャイチャする2人に我慢できなくなって帰ってしまったのです。
この頃から、ふたりの不倫は確実なものだとされました。
今井美樹の不倫中の嫌がらせ。布袋寅泰が山下久美子を殴ったことも
その後に見事に略奪愛が成立されてしまいますが、その過程が過激です。
なんと布袋さんが今井さんを庇って、山下さんに平手打ちをした事件があったのです。
2月のある夜、布袋さんのツアーメンバーの1人が、彼女(今井美樹さん)が「何だか新しい恋をしているみたいだよ」と言った。それを聞いた久美子さんが「ああ、この人みたいよ」と言った途端に、頬に平手が飛んだ。
『そういうことを言うなよっ!』居合わせメンバーの間に緊張が走り気まずい沈黙が流れた。その夜、久美子さんが『彼女のことどう思ってるの?』とついに口にした。布袋さんは「好き、だよ」と答えた。
「それまでで一番傷ついた瞬間だった」と久美子さんは回想しています。「どう、する…つもり?」という問いには答えずに、布袋さんは「仕事に、行くよ」と言って出かけて行った。
通常では考えられないような状態ですね。
不倫を認める以上に、自分の嫁よりも愛人の方が好きだと断言してる、これはなかなかえぐいです・・・・。
不倫中に今井美樹からの嫌がらせがあった?山下久美子と布袋の離婚理由
不倫中、山下さんの自宅に今井さんから電話があり、「彼はいる?」と聞いてきたそう。
山下さんが「いない」というと、今井さんは「あ、今シャワー浴びてる」と切ったそうです。
つまりは布袋さんが夫婦の家よりも自分の自宅にいることをアピールするような嫌がらせがあったということです。
郵便ポストに離婚届が入っていたこともあったりと、かなり陰険な嫌がらせがあったみたいです。
想像してみると、かなり怖いですね。そして、山下さん意外と弱いような・・・。
山下久美子の現在。双子の娘を出産するも旦那は不在?シングルマザー
山下久美子さんと布袋さんは1997年に離婚してます。
その後の山下さんはというと、2000年に41歳で双子の娘を出産しました。
シングルマザーとしての出産で、相手の男性とは籍を入れなかったそうです。
双子のお父さんとは、布袋さんと離婚後に再会した知人の男性です。15年ぶりに再会した昔の仲間で、再会した時「ずっと好きだった」と告白されたそうです。
妊娠した後に、電話で男性に、
「ひとりで産んで育てていくので」
と自分で伝えたそうです。
男性は「あなたがそう決めたなら、僕も運命のままに生きるよ」と、その要望を受け入れたそうです。
山下さんが入籍を嫌がったのは、もしかしたら布袋さんとのことがトラウマになってるせいもあるかもしれませんね。
ふたりとも独身で、結婚ができない理由があるわけではない。けれど、そういうこととは違うところでこの縁があったように思えてならない。
と語っており、決して妊娠して逃げられた、結婚する能力がなかったわけではなかったということです。
双子の娘の名前は「ひかる」と「あかね」。現在は無事に成人!
山下久美子さんは2000年に双子の娘をシングルで産み、一人で育てました。
娘2人はテレビにも映ったことがあります。
名前は長女が「あかね」で次女が「ひかる」です。
2000年に生まれたということで、現在はすでに成人しています。
ただ、コロナ禍だったために成人式は行われてないので、ちょっとカワそうですね。
もう少しで大学を卒業して就職なので、明るい未来を歩んでほしいですね!
母の手1つで双子の娘を育てるなんて、ドラマのような展開です。あれだけの不倫を味わった直後というストーリーもありますし。