MIYAVIさんといえば、かつては派手でイケイケな外見でありました。
特に2000年代のヴィジュアル系全盛期のMIYAVIさんは髪色も衣装も明るく、さらには超個性的なタトゥーがインパクト抜群でした。
海外を拠点にギター侍化した現在でも個性的ではありますが、昔ほどぶっ飛んだ感じではないですね。あれでも比較的にカジュアルになったと思います。。笑
MIYAVIさんのタトゥーはただのおしゃれではなく、それなりの意味があります。
今回はMIYAVIさんのタトゥーの意味について綴ってみたいと思います。
MIYAVIのタトゥーの意味
背中
般若心経
MIYAVIさんは背中全体に「般若心経」を彫っています。(あの縦文字がずらっと並んだやつです)
意味は「この世に実体を持たないものはない」という意地です。
仏教関連の般若心経。文字数は200文字以上です(痛そう)。
李
MIYAVIさんの背中には大きく「李」の文字が筆かきの様に彫られてます。
この李の意味は、MIYAVIさんの父方の韓国名です。
もともと父のことが嫌いだったらしいですが、自分で子供を持って肯定できる様になったそうです。
自分の家族の歴史に感謝と敬意を示す意味で、この「李」の文字を大きく背中に彫ったのです。
胸
un-do
これはバンドを辞めてソロデビューした頃から入ってて歴史の長いタトゥーです。
意味はパソコンのコマンドゼットで「元に戻れない」。
ずっと前だけをみ続けて突っ走りたいという、とても前向きな意味です。
不退転
これは胸の中心に入ってるので、頻繁に拝見するタトゥーですね。
意味は「決して屈しない」。
腹
Don't hesitate & Go
おへその下辺りに入ってるタトゥーです。
意味は「躊躇うな」。
このタトゥーも初期から入っているので、当時の活動への覚悟の様に感じます。
手
左手の指「382」
これはMIYAVIのゴロ合わせです。深い意味はないと思います。
右手の指「MYV」
MIYAVIさんの名前の略語ですね。当時は本当にこの名前に改名しようとか言ってました。今思えば「MIYAVI」で正解でしたね。笑
右手の甲「Due'le quartz」
ソロになる以前のバンドの名前です。
右手首「二千十一三十一」
これは日本であった震災の日時です。
2011年の3月11日の悲劇を忘れないという意味です。
右腕の英字
more haste less speedと書かれています。
意味は「意=急がば回れ」
右腕「天上天下唯我独尊」
有名な言葉ですね。自分自身を大げさに肯定したナルシズムな言葉です。
右腕「一生涯凡人也」
永遠に普通の人間という意味。MIYAVIの場合は「一生凡人だから努力しよう」的な意味?
右腕「色即是空」
色を意味する言葉です。
右腕「9」
苦痛や苦しみを忘れてはいけないという意味。
右腕「ⅩⅩ」
意味は分からないです。ただ20代で2つ、30代で3つと増えていってますので、10年ごとに増えていく予定?
右腕と右腕で「我侭」
右に我、左に侭で足すと「我侭」になります。
意味は「わがまま」です。
左腕「俺」
2000年代の「俺様」時代のものです。笑
これは当時のナルシズムなキャラの延長で、そこまで深い意味はないと思います。
左腕「4」
昔に亡くなった友人の死を忘れないために入れたそうです。
左手「斬」「弾」
今や侍ギタリストと呼ばれている彼ですが、そのスタイルを磨く意味があります。侍の様に、斬る様にギターを弾くMIYAVIさんらしいタトゥー。
左腕「凛 悼 赦 戒 侭 在 然」
これには意味はない様に思われますが、MIYAVIさんが好きな言葉の頭文字を取ったと予想されます。
左腕「空即是色」
こちらは仏教に関するワードで、仏教の原点でもある「空」を意味する言葉です。
左腕の英字
二の腕に入ってる英字です。
「Close your heart to every love but mine」「hold no one in your arms but me.」
意味は「私以外の愛には心を開かないで、誰も腕には抱かないで。」です。
右手首の英字
小さくて読みにくいですが、娘のラブリが生まれたときに入れたタトゥーです。
「Born from love, and forever shall it lie beside you.」「Always share the fruits of happiness with all whom may ever cross your path.」
ラブリの名前の由来にもなってる「みんなから愛されます様に」という意味です。
脚
脚に「粋」という文字がポツリと書かれています。
これは自分の趣味や人間性が洗練されていること、垢抜けていることを願う意味です。
MIYAVIが父方の韓国名を背負ってること
以前にMIYAVIさんの家系のことでちょっとした炎上がありました。
在日だとか、朝鮮人だとか、反日だとか、誤解も含めて酷い有様でした・・・。
当時は世界で活躍する侍ギタリストとして認知され始めたばかりだったので、「韓国の血が流れてるのに侍だなんて矛盾してる」と言われてたわけです。
その中でアンジェリーナ・ジョリーさんの、あの刺激の強い映画での悪役です。
多くの方がMIYAVIさんを批判的な目で見たことでしょう。
韓国の血が流れていても、日本人として育って、侍の様なパフォーマンスを目指してる。
MIYAVIさんはそのことを逃げも隠れもせず、釈然と語ってます。
炎上が起きる遥か昔から語ってます。
長くMIYAVIさんが好きで応援してる人からすれば、あの時期の炎上は胸が痛くて仕方なかったはずです・・・。
もっと認知度が上がって、その様なことが言われないクラスのミュージシャンになって欲しいですね・・・。
父方の「李」の名前を背負って、日本人としての誇り忘れないで、世界で活躍してる彼がどれだけ素敵か。