日本オリジナルのファーストフードで、最もフランチャイズチェーンとして成功していると思われているモスバーガー。
個人的には待たせてでも美味しい食品を提供しようという姿勢が日本人らしくて大好きなのですが、昨年に起きた食中毒の影響をモロに受けているみたいです。
このままモスバーガーが沈んでしまうと、ウェンディーズに吸収されたファーストキッチンのように、日本オリジナルが本場アメリカに勝てないような構図が完成してしまいます・・・。
個人的にはモスバーガーには頑張って欲しいのですが。
モスバーガーの不振理由は食中毒だけでなはない?
フランチャイズというのは、全国のどこかの店舗が問題を起こすだけで、全店舗に影響が出てしまうものです。
バイトテロでダメになったチェーン、一部の従業員の怠慢や行いで会社全体がダメージを受けるのは悲しい話です。
モスバーガーは昨年2018年の8月に長野の2店舗にて腸管出血性大腸菌O121が発生。まさかの高品質のモスにて食中毒が発生したことで、多くのファンに衝撃を与えました。
その直後からモスの株価は下がり、かなり厳しい状況が続きました。
明らかに食中毒による影響だと思われがちですが、実は経済の専門家が分析するには、その他にも低迷の理由があるそうです。
モスの経営者の高齢化が不倫の理由?
データによると、モスが1000店舗達成をしたのは91年。
91年といえば日本がバブルの時期で、その時代から続くFC店は、現在の若者のニーズに応えるのが難しいと思われています。
「モスの退潮は、店舗経営者の高齢化が本当の原因だと見ています。例えば公式サイトに『店舗数の推移』というコーナーがあります。これによると国内店舗は15年3月期には1405店あったのが、19年3月期には1319店と減少しています。数にして86店舗。後継者がいないことから店を畳んだケースが考えられます」引用元:Yahoo!ニュース
また2015年頃に始めた高級路線の「モスクラシック」も成功したとは言いがたく、00年以降伸び悩んでることは明らかです。
ただでさえ高齢化社会でファーストフードを口にする絶対数が減っている中で、高齢になった経営者が多いというのは悪循環に思えます。
ただ、個人的にはネット注文などの新サービスの評価が良いので、ここが突破口になるかも?とは思います。
モスのネット注文の評判。日本人が出前好き
過去にマネーの虎という番組の中で、出前ではないピザ屋を作り、低価格でのピザの提供を謳う志願者がいました。
結果は出願者がピザ屋のノウハウ不足ということでノーマネーでしたが、それ以外にも「やっぱり日本人は出前が好き」「出前だからピザを食べる」などの意見もありました。
海外の人からするとピザはフードコードで安く食べれるか、たまに出前チェーンでやや高めで食べるかのライン。しかし、当時の日本では出前派が圧倒的でした。
ネット注文サービスを始めたモスですが、その評判は凄まじく良いです。
もともと時間をかけて高品質な品を提供するスタイルのチェーンなので、出前というシステムはかなり相性は良いように感じます。
モスのデメリットが値段とスピードだった背景もあってか、出前の高級ハンバーガーのイメージがつけば、そのデメリットも気にならないと思えます。
マクドナルドも出前をしていますが、なんでわざわざマックを出前するんだ・・・と思いますもんね。マックは安くて早いのがメリットですから。
今後、モスのネット注文が世間に浸透するば、復活の突破口が見出せるかもしれません!