トンボ鉛筆・佐藤佳弘の現在。昔に採用担当の件で謝罪。就活生へのメールと長尾GMの対応

毎年、就活の季節になると掘り返される、2011年のトンボ鉛筆株式会社の人事部の黒歴史

当時の採用担当であった佐藤佳弘さんらの就活生への対応が酷かったとして炎上した事件です。

今日は2011年に炎上したトンボ鉛筆株式会社の件について書いてみたいと思います。

2011年に起きたトンボ鉛筆事件の詳細。採用担当の就活生に対する非道メール

毎年2月、3月の就活シーズンにネタに上がる”トンボ鉛筆事件”。

簡単に説明すると、”トンボ株式会社”の当時の採用担当らが、震災を挟む時期に”就活生に対して感じの悪いメールを送って炎上した事件”です。

トンボ鉛筆株式会社は、鉛筆消しゴムなどの文房具を製造、販売する日本の企業で「MONO(モノ)」ブランドで知られます。

2007年には消しゴム、修正テープ、スティックのり、テープのりの国内シェアは1位となっている業界大手です。

他社の商品を真似たり価格競争に巻き込まれない堅実なモノづくりをしてる安定したメーカーで、就活の氷河期と言われた当時は、とても理想的な就職先でありました。

そんなトンボ鉛筆で起きた担当人事の失態をここで詳細を振り返ってみたいと思います。

トンボ鉛筆事件の時間系列

2011年3月1日 トンボの会社説明会の予約開始。人事の黒川沙也香氏が「3時“頃”より開始」の曖昧な表現
予約できた学生にエントリーシートを配布する際、人事の佐藤氏から「メリットを与えた」と高圧的な案内
2011年3月11日 東日本大震災発生で通信制限がかかる中、人事の佐藤氏から終活生に安否確認のメールが一斉送信される。
2011年3月13日 担当・佐藤が就活生にメールで「咄嗟のメールなので返信しなくても大丈夫」。”厳しい条件”として3月15日までに消印有効で郵送。条件が合わなければ「その先は言う必要ないですよね」との表現で選考に進めないことを伝える。
2011年3月13日 メールを受け取った就活生がSNSなどにリークし大炎上。
2011年3月14日 総務部ゼネラルマネージャーである長尾弘司氏名義で、就活生の方々へ謝罪のメールが送られる。
2011年3月14日 GMの誠実な謝罪文がネットに絶賛される。一方で佐藤氏の”やはりお話した方が”の謝罪文面が拡散され、佐藤氏への批判は収まらず

人事担当の黒川氏から説明会の予約開始のメールの内容が曖昧で分かりにくい

2011年の3月1日にトンボ鉛筆の会社説明会の予約開始のメールが届きました。

まず、その際のメールの内容がとても高圧的で、”分かりにくい”とのことでした。

おはようございます。トンボ鉛筆 黒川です。

 先日ご連絡しました通り、明日3/1(火)に営業職会社説明会の予約が開始となります。

 現在予約画面は表示されているかと思いますが、【地図】の横に【予約】とあり、その枠は今は空欄だと思います。

明日3/1にならないとこの空欄に予約ボタンがでてきません。

告知時間になりますと表示され押せるようになります。

それが予約開始の合図です。

 また、あくまでも13時というのはジャストタイムとは限りません。

ご注意ください。

その前後の時間帯をしっかりとチェックしててください。

例年心配になって電話している最中に予約が始まって予約できない方もいます。勿体無いです。

ご理解ご協力よろしくお願いします!

”あくまでも13時というのはジャストタイムとは限りません”と言われると、就活生は予約の画面をずっと連打して待つしかありません。

この不親切なメールを送ったのは女性社員・黒川紗也香さんです。

騒動が掘り返される際、佐藤さんの名前が登場することが多いですが、他の人事の方も問題のある対応をされていました。

説明会の予約ができた就活生へのメール。佐藤佳弘氏が”メリットを与えた”との内容。予約できなかった就活生へのエントリーシートは?

予約開始のメールに違和感があった後、今度は説明会の予約が取れた就活生に対して佐藤佳弘さんが高圧的なメールを送信します。

今回予約出来なかった方もまた一緒に加わり書類選考がされる可能性があります。

しかし、書類はまだ予約した皆さんしか持っていません。

運であろうとなんであろうと他人よりも先に1歩でたと言う事実に対してのメリットを皆さんに与えたいと思っています。

履歴書やエントリーシートを記入するまでもの凄く時間が与えられています。

説明会までの時間、みなさんがどんな風に過ごしたかで出来栄えが全然違ってくると思います

予約が取れた就活生に対して「メリットを与えた」と。

そして、説明会までの時間、みなさんがどんな風に過ごしたかで出来栄えが全然違ってくると思います。」とプレッシャーを感じる文面。

また、予約ができなかった就活生に対しては、その後のエントリーシート等の配布についての詳細がありませんでした。

震災直後の通信障害のタイミングで安否確認メール

説明会を迎える手前の2011年3月11日に東日本大震災が起きました。

当時、安否確認などでデジタルツールを酷使していた為に通信データが重くなり、通信制限がかかっていました。

被災地での安否確認や救急要請などの本当に大事な連絡すら取れなかった状況ということで、緊急性のない連絡は控えるのが常識でした。

そんな中、佐藤佳弘さんが就活生に対して、

「地震大丈夫ですか?ケガはないですか?」

とのメールを一斉送信していたのです。

緊急性のない連絡をするべきではない空気の中で、「非常識過ぎる」「独善的な行動だ」との批判が。

就活生からすれば自分が就職しようとしてる会社の人事からのメールで、どう対応すべきかと悩む、とてもややこしい思いをさせてしまっています。

2011年3月13日に無茶な条件。震災直後2日以内に郵送を要求

震災直後で日本中がパニックになっている二日後の3月13日。

再び、佐藤氏さんは就活生に対して驚きのメールを送信していました。

それは、震災から2日しか経っていない状況で、2日以内での専用履歴書とエントリーシートの郵送を要求したのです。

こんにちは、トンボ鉛筆の佐藤です。改めて地震の方は大丈夫でしたか?

 このメールを配信した中には、被災されている方が多数いると思います。

直接的な力にはなれないですが、私自身、都内から自宅のある埼玉まで徒歩で8時間かけて帰宅して、実際の東北の方に比べる程のものではないですが被災の怖さを感じました。

 さて、先日は咄嗟のメールだったので、返信しなくても大丈夫ですからね。

会社は大丈夫です。揺れは大きかったですが、今のところ大きな事故・怪我の連絡は入っていないです。

 本当は週明けに全員に送ろうと思っていたメールです。

こんなことくらいしか出来ませんが、履歴書とESをお送りします。

 ただ、非常に厳しい条件をつけさせていただきます。

その条件とは1点だけです。

 書類選考を希望される方は、添付の専用履歴書とエントリーシートをご確認いただき、3月15日(火)消印有効でその2枚をセットにし、下記までご郵送ください。

 直前に説明会へ予約が出来た場合は、ひとまず書類持参でお越しください。

会場で通り一遍等の説明・指示はします。

その指示が難しい場合は・・・その先は言う必要ないですよね。

自分で考えてみてください。

 皆様にも言いたいこと、不満があるのは重々承知していました。

全部ではありませんが、私も様々な心の奥にある声を見て・聞いています。

13日に佐藤さんから送信されたメーつによると、メールに添付された専用履歴書とエントリーシートを3月15日までに会社へ郵送して欲しいとのこと。

3月15日の消印で郵送するには2日しかなく、日本中が混乱してる状況の中で、非常に厳しい条件でありました。

特に震災の被害に遭った就活生にとっては、とても酷な条件でありました。

この13日のメールで就活生の怒りを書い、ネット上にリークされ、炎上してしまったのです。

佐藤氏の非道メールの1日後に長尾弘司GMの神対応で炎上鎮火

佐藤さんが13日に送ったメールが発端で、その手前までの対応も含めてリークされ炎上。

しかし、そのわずか1日後の3月14日に、トンボ鉛筆の総務・長尾GMが誠実な謝罪メールを送るという迅速な対処がされました。

3月13日付 件名「トンボ鉛筆選考専用履歴書・エントリー送付」に関するお詫び

学生の皆様へ

 

平成23年3月14日

トンボ鉛筆 総務部ゼネラルマネージャー

長尾弘司

 

日頃から弊社へ格別のご理解を賜りまして深く御礼申し上げます。

 

さて、平成23年3月13日付で、

弊社人事グループ担当社員より発信しました

弊社採用活動に関する文書の中に、

不適切かつ配慮に欠く表現が多々ありましたことを

深くお詫び申し上げます。

先ず、東日本大震災発生の2日後に、

罹災した地域への配慮を欠いたかたちで

書類選考用紙等をメールし、

締切を15日消印有効としたことは

言語道断であります。

また、随所に平等を欠く表現もありました。

さらに、弊社担当者の立場上の驕り昂ぶり

現れた言葉遣いが随所にあり、重ね重ねお詫び申し上げます。

 

つきましては、平成23年3月16日に

開催を予定していました会社説明会は

延期させていただくことにいたしました。

理由は、電力問題でライフラインに

支障をきたす危険があるためです。

そのため15日の消印有効としました

書類送付締切も無効とさせていただきます。

会社説明会の実施日は決定次第ご連絡申し上げます。

 

弊社は人材の発掘に努めており、

定時採用をたいへん重んじております。

書類選考の段階から役職者が加わり、

最終選考では役員が加わり、

全社的に平等かつ公平にこれを運用しておりますが、

採用担当者の発信文書の管理に問題がありました。

 

早速、公に発信する文書の事前社内校閲ルールを設置し、

再発を防止してまいりますと同時に、

当該担当者を厳しく指導しました。

改めてこの度、不適切かつ配慮に欠く

文書を発行しましたことを深くお詫び申し上げます。

長尾GMのメールにはこれまでの人事部の酷い説明&文章についても謝罪、更に無茶な締切も無効になったとのことでした。

この長尾GMの誠実な対応には、気分を悪くしていた就活生たちも納得し、昨日までの大炎上が嘘のように鎮火したのです。

トンボ鉛筆の佐藤佳弘の現在。その後に謝罪も油に火を注ぐ?出世説やクビ・左遷説

当時は長尾GMの誠実な対応で事態が収まった事件。

しかし、その後に佐藤佳弘さんは”謝罪”を含めた、会社説明会は延期される旨を説明会を予約した就活生に知らせるメールにて、再び炎上していました。

また、やはりお話した方がいいと思います。

ネットで私が発信したメールについてご批判をいただいております。

この件に関しましては、被災地の方限定に面白半分で送ったメールではありません。

これだけは事実です。

ただ、文面・内容が不適格だった点は重く受け止めております。

メールをお送りした方には改めてお詫びしたいと思っています。

すでに長尾GMが全面的に謝罪しているのに対して、何か違和感がある文面

「話しておいた方がいいと思います」との上から目線の切り出しで釈然としない謝罪内容

メールを受け取った就活生に再度リークされたのです。

佐藤佳弘の現在は謎。ネット上では首、左遷、出世の噂。頻繁に事件が掘り返され忘れてもらえない

最後の最後まで悪印象で終わってしまった佐藤佳弘さんの対応。

その後にどのような処分が下ったかは公表されていません。

ネット上では、”クビになった””左遷された””出世してる”など佐藤さんの近況に関しては様々な噂が出ています。

現在でも事件が起きた就活シーズンになると、当時のトンボ鉛筆の件が掘り返され、佐藤さんの名前も思い出されます。

今後、実名でSNSをやったり、会社のページに登場する確率は低いと思うので、本当の近況を知ることは難しいと思います。

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