GACKTさんとRolandさんは数年前からSNSに一緒に写った写真をアップするなど、仲良しで知られ、互いに「兄貴」「弟」と呼ぶ合う仲であります。

そんな二人が出会った当初から二人で何かをしたいと温めていたのが、12月中旬に発表されたブランド「G&R」です。

GACKTさんが大切なお知らせがあると、記者会見を予告し、12月16日に東京・赤坂ベクトルスタジオで「G&R」のプロジェクトの始動が発表されました。

発表会にはGACKTさんとRolandさんと、デザイナーの門りょうさんが出席しました。

「G&R」プロジェクトは“一流”と評されるGACKTとROLANDが率いるプロジェクト。本プロジェクトで女性を一流にするためのブランドを立ち上げたふたりは、その第1弾として実業家の門りょうをディレクターに迎え、女性を一流にするためのドレスとランジェリーをプロデュースした。 イベントでは、GACKTとROLANDが、本プロジェクトの発足の背景や思いを語ったほか、“一流”をテーマにトークショーを行った。 「G&R」プロジェクトについてGACKTは「ROLANDと一緒に温めてきたプロジェクトなのでしっかりと広めていきたいと思っています」、ROLANDは「自分なりのアイデアや想いを伝えていければと思っています」と挨拶。引用元:Yahoo!ニュース

界隈ではカリスマ的人気を誇る3人のコラボに、多くの若者が期待したことでしょう。特に水商売をやっている層の方々からは絶対的な影響力を受ける三人だけに、ブランドのロケットスタートが予想されていました。

記者会見での3人の発言を聞いてる限り、かなり気合が入っていたことがわかります。

G&R始動当時のGACKT/ Roland/門りょうの発言

今となってしまえば、Dazzy及び雇われデザイナーの暴走で暴落したブランドですが、発表記者会見では、カリスマ3人が中心に動く高貴なブランドになると期待できました。

当時の3人の発言を聞いてると、とても寂しい気持ちになります。

GACKTの挨拶

「一緒に面白いことができないかとプライベートで話していて、アイデアを出していました。時間もかかったんですけど、元気のない世の中にエネルギーを届けられるのではないかなと思い、このタイミングで発表することにしました」

「ドレスというのは、他人を魅了するだけでなく自分自身が勇気を持てるためのもの。新しい自分に気づいてほしいなという思いがあります」

「ちょっとした想いを添えること。例えば笑顔やひと言。そういう積み重ねで相手に思いが届いて、相手からいい反応が返ってくるようになるとうれしくもなるし自信が持てると思います」

「今後のドレスにも、激しいもの、エネルギーを感じられるもの、自分に勇気を与えられるものなど展開する予定です。2021年がもっと明るくなるように、僕たちのこういった活動が力になれたらうれしいなと思う」

 Rolandの挨拶

「新米の経営者として、人生の先輩であり、仕事の先輩であるGACKTさんにいろいろ学ばせていただきたいと思ってます」

「仕上がったデザインを見てふたりの能力は素晴らしい。華美なデザインは疎いところがあったので、純粋にデザインの勉強にもなりました」

「よりよい自分に、という目標を持っているすべての女性に着てほしいなと思っています」

「デザインについてはGACKTさんのイメージを尊重しています。門りょうさんは水商売でトップの方。僕はテレビや実業家というイメージが多く、ホストは二の次ではないかと言われてしまうこともあるが、今回水商売の一線で活躍されている人と共演できるのは光栄ですね」

門りょうの挨拶

「低価格ながらいいものを取り入れて、自分のこだわりとマッチさせることに苦労しました。それをうまく形にできたかなと思います」

「今回のふたりの想いのこもったドレスに“ワンスパイス”加えられたのがうれしかったです。ぜひたくさんの女性に着ていただきたいです」

G&R始動・販売スタートから2日でネット上でパクリ疑惑

華々しく会見を開くスタートしたGACKTさんと Rolandさんの共同ブランド「G&R」。

が、最初に発表したドレス数着が公開され、販売がスタートすると、すぐにネットユーザーからパクリ疑惑が持ち上がりました。

「アリババ」と言われるところで手に入るアイテムと全く同じデザインの物が、G&Rが発表したドラスのラインナップに入っていたというのです。

まずはG&Rのサイトで販売されていたドレス。

そして、こちらがアリババで売っているドレス。

全く同じデザインというのがわかります・・・。

また、実際に商品を受け取った女性からは、二人がプロデュースしたものとは思えないほど生地が安っぽくチープであったとのクチコミもあり、デザインをパクったというよりもタグだけを付け替えて流通・転売したのではないか?という疑惑も出ました

同ブランドについては19日にSNS上で、同プロジェクトの商品が他ブランドの模倣ではないかとの指摘を受けていた。これを受けて同プロジェクトのサイトでは「当該事案発覚後、直ちに社内調査委員会を編成し、外部の専門家の指導を得ながら調査を実施した結果、上記の内容が事実と確認できました。経緯と致しましては、GACKT氏やROLAND氏、門りょう氏から商品、コンセプト、デザインの方向性のオーダーを弊社企画室のデザインチームが応対し、複数の商品の具現化を行う過程の中で、ドレスを担当するデザイナーのひとりがデザイン考案に行き詰まり、既存商品とほぼ同一と思われるデザインを提案してしまった結果、酷似商品が出来上がってしまったという事実が判明致しました」と発表した。引用元:Yahoo!ニュース

このパクリ疑惑が広がったのとほぼ同時に、G&R(Dazzy)のページは黒く無効化されていました。

パクリ・流通疑惑が出た瞬間にDazzy(G&R)のページが削除

おそらく、GACKTさんとRolandさんの耳に入った瞬間にすぐに販売をやめるように指示されたのでしょう・・・。

その後にデザイナーの門さんがインスタでブランドとの関わり方に当初から疑問があったことを告白し、さらにはRolandさんは潔く謝罪、その後にGACKTさんが10分にも及ぶ動画を出して事情説明をし謝罪を致しました。

またDazzyのホームページではデザイナーの門さんがインスタに書かれたことが事実だったと受け止めた上で、GACKTさんや Rolandさんに迷惑をかけたことを認めた内容の謝罪文を出しました。

GACKT・ Roland・下井大学(Dazzy社長)の謝罪内容/動画

デザイナーの門さんがインスタでブランドの内情を告白したのを皮切りに、Rolandさん、GACKTさん、Dazzyサイドが謝罪のコメントを発表しました。

各々の意見(謝罪)を巡って、誰々は悪くない、誰々は確信犯だ、誰々は反省してない(人のせいにしてる)などサンバッグ状態であります。

まずはブランドに関わった方々それぞれの意見と謝罪の言葉をまとめてみましょう。

GACKTの謝罪:もう一度チャンスを与えたい

あくまで任せていた自分の責任ではあると認めて謝罪していますが、まさかここまでやばいをことしでかすとは思っていなかったような感じですね。

Rolandの謝罪

全てを率直に受け止めて、しっかりと説明をされてます。

人のせいにはせず、教科書のような謝り方です。

誠実さが伝わる謝罪でありました。

下井大学社長(DAZZY)の謝罪・説明

Dazzyサイトはインスタでの門さんの発言が全て事実であること認め、さらにはGACKTさんの動画に内容に賛同する意見を出してます。

また、商品の返品の対応と、今後の会社の在り方について詳細に説明をされています。

かなり焦っているというか、危機感を持った、しっかりとした対応だったと思います。

【G&R商品 販売中止及び商品回収のお知らせ】

日頃よりdazzystoreをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

令和2年12月19日(土)にSNS上で、G&R商品が他のブランドや商品の模倣ではないかとご指摘をいただきました。

当該事案発覚後、直ちに社内調査委員会を編成し、外部の専門家の指導を得ながら調査を実施した結果、上記の内容が事実と確認できました。
経緯と致しましては、GACKT氏やROLAND氏、門りょう氏から商品、コンセプト、デザインの方向性のオーダーを弊社企画室のデザインチームが応対し、複数の商品の具現化を行う過程の中で、ドレスを担当するデザイナーのひとりがデザイン考案に行き詰まり、既存商品とほぼ同一と思われるデザインを提案してしまった結果、酷似商品が出来上がってしまったという事実が判明致しました。

本件は、弊社へ現場実務を任せて頂いたGACKT氏、ROLAND氏、門りょう氏及びご購入頂いたお客様の信頼を失墜させる重大な事態と捉え、当該商品については直ちに販売を中止し、ご購入頂いたお客様へは回収の上、全額払い戻しをさせて頂きます。
関係者各位の皆様へ深くお詫びするとともに、該当デザイナーおよび社内体制も外部専門チームの指導を受け取締役含め全社員再教育を徹底し今後このようなことを二度と起こさぬよう、より一層管理体制、意思統一を強固にし、再発防止に努めていく所存でございます。

最後に
今回G&Rのプロジェクトにプロデューサーとして携わるGACKT氏、ROLAND氏 ディレクターとして携わっていただいた門りょう氏には多大なるご迷惑をかけてしまった事を事務所を通し謝罪しております。

また、今回の件が発覚したことにより、ROLAND氏側より契約解除の申し出があり、協議の上弊社としてはそれを受理したことをご報告させていただきます。
すでに該当のG&R商品をご注文いただきましたお客様につきましてはこの度大変ご迷惑をおかけ致しました事、誠に申し訳ございません。大変お手数ではございますが商品回収・返金対応に関する案内を弊社カスタマーサポートからご連絡させていただきます。

門りょう氏のSNS上での発言につきまして

門りょう氏のSNS上での発言は全て事実であり、当該ブランド「G&R」プロジェクトに参画していただいたGACKT様、ROLAND様及び門りょう様は、弊社より提案した商品サンプルにご意見を頂いたという経緯であったため、今回のデザインの酷似については知る由もございませんでしたので、三者様に対するあらぬ誤解が生じかねないこととなってしまい、大変ご迷惑をおかけしたこと深く謝罪いたします。

また、当人への攻撃的なコメントや誹謗中傷はお控えいただきますよう、お願い申し上げます。

お客様ならびに関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしていることを重ねてお詫び申し上げます。

【GACKT氏のYouTube配信動画につきまして】

株式会社dazzy代表の下井と言います。まず初めに今回の弊社が起こした事に対してGACKTさん、ROLANDさん、門りょうさん、商品を楽しみにしてくれていたお客様に対してこのように裏切る結果になり大変申し訳ない気持ちでいっぱいです、本当に申し訳ありません、どんな言葉を並べても足りないですが今思うことを伝えさせて頂きます。ことの経緯はすでに発信している通りです。問題となっている商品酷似が起こった背景は全て僕の慢心から起きた、100%自分の責任です。今回当然ながら多くのことを失いました、本音を言えば逃げ出したい気持ちにもなりました。リスクマネージメントの専門会社に対応してもらうなども頭を横切りました・・・でもそれって本当に正しいのか?このトラブルから逃げていないのか? 何よりGACKTさんが朝まで真剣に怒ってくれたことを裏切るのではないか?という思いが大きくなり僕はこの事から逃げてはダメだ、例え会社が潰れようが一人になっても今回裏切ってしまったお客様、ファンの方に対して真摯に向き合い謝罪・対応していくことが僕を生かしてくれたGACKTさんにできる唯一の方法だと思い命をかけて行動実行していきます。

この数日間で去った人や掌を返す人もいました、会社、僕個人にも当然ある事ない事や誹謗中傷なども届きました、今後仕入先や取引先も今までと同じように取引ができないかもしれない状況ですがそれでもGACKTさん同様にこんな僕にも叱咤激励してくれる仲間もいます。

その人たちに報いる為にも僕は自分たちの起こしてしまった事に対して全身全霊で対応していくことを決意しました、やり方が正解かどうかわかりませんが今やらなければいけないと思う事から逃げずに誠心誠意対応させて頂きます。

最後に今回プロジェクトに参加してくれましたGACKTさん、ROLANDさん、門りょうさん、購入して頂いたファンの皆さん、大変申し訳ありません。これで終わらせるつもりはありません、これから1つ1つ全てのお客様・お三方が納得できる対応・謝罪をさせて頂きます。そして今回の該当デザイナーと共に非を認めチャンスをいただきましたことに改めて感謝し全身全霊で対応し変わります。失った信頼を取り戻すことはとても難しいとは思いますが、何年先になるかわからないですがまたお仕事ができるように変わります。

模倣品再発防止策についてのご報告

平素は、格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
令和2年12月19日(土)にSNS上で、G&R商品が他のブランドや商品の模倣ではないかとご指摘を賜り、弊社は、直ちに社内調査委員会を編成し、外部の専門家の指導を得ながら調査を実施致しました。
その結果、上記ご指摘が事実であると確認致しました。
ここに改めて、GACKT様、ROLAND様、門りょう様、ご購入頂いたお客様、関係者各位の皆さまへ深くお詫びを申し上げ、あわせて弊社内における再発防止策を策定致しましたことをご報告申し上げます。
本件の原因は、直接的には、弊社のデザイナーが、デザイン考案に行き詰まり、既存商品に類似したデザインを提案したことにございます。しかしながら、弊社の調査結果を分析すると、より本質的な原因は、弊社の業務が増大するにつれて、弊社代表取締役自身が商品の品質管理を行うことができないまま、従業員にその責を任せながら、他方でその従業員のサポート体制や、品質チェック・管理体制の構築を怠ってきたという点にあるものと判断いたしました。
以上の判断をもとに、下記の再発防止策を策定し、今後、二度とこのような事態を生じさせないことを、お約束致します。

1. プロジェクト開始時にイメージソースがある場合は、イメージソース+仕様書+模倣品防止チェックシートを企画上長、事業部長、役員の順に提出し3者の承認捺印を得られた場合のみ、1stサンプルの進行を許可する事とします。

2. サンプル作成から発注に至るまでの変更経緯は必ず記録化する事とします。

3. 模倣品防止チェックシートを作成し、模倣品の企画・生産を行わないよう社内管理を徹底致します。

4. 最終チェックは画像検索で模倣品と思われる物がないか委託先、自社双方で検索をかけ、問題がない事を確認し、弊社顧問弁護士及び弁理士に他社の権利を侵害する物がないか最終チェックを依頼します。
上記2点の問題がない事を確認出来た商品のみ、発注稟議の申請を可とします。

5. 全ての確認が取れた商品のみ、上記確認資料を全て添付の上、役員、下井代表取締役より捺印をもって発注を許可するものとします。

 

過去にGACKTがプロデュースしたブランドでの事件

正直、ファン的には「またか・・・」なリアクションのdazyyのパクリ事件。

実は過去にもGACKTさんは共同作業者のとばっちりを受けていたのです。

直近で思い出せるのは仮想通貨の「スピンドル」ですが、それよりも以前から同じようなゴダゴダはありました。

プロデュースしたシルバーアクセサリーブランド・Dartsシリーズなんかも有名ですね。

かつてのGACKTさんはシルバーアクセサリーを常用し、その類の雑誌の表紙を飾ることも多くありました。

シルバーをつけていた時代のGACKTさんは今よりもカリスマ性が強く、同じシルバーを買い求める方が多くいました。

元々付き合いのあったブランドや愛用していたブランドとGACKTさん側がコラボして商品を出してたことがありました。

GACKTさんが側がブランドと関係ないアイテムを混ぜて、コラボ商品のように売っていたとのことで、契約が急遽終わってしまいました。

当時のGACKTさんのファンは相当ショックを受けていたのを思い出します。

実はこの時期のGACKTさんの事務所の社長は、その後の脱税で逮捕されています。(当時、すでにGACKTさんに切り捨てられていました)

付き合う人間を選ぶ目は一流じゃないとの皮肉の声もありますが、それは事実かもしれません。

ただ、Dazzyの社長はもう一度チャンスを授かったというところで、人間的には悪い人ではないのでしょう。

 

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