安井雄太は現在も生きてる?自殺説とお墓。事故放送後に掲示板で”芋虫”

安井雄太さんとは、2003年にテレビで放映された元不良少年です。

彼はガス爆発の大事故で、両手足を失ってしまうというキツい境遇を歩んでいました。

同居する母親や兄貴の協力で、第二の人生に向かって歩み出そうとする姿が放送されましたが、ネット上では元不良少年だったということで、批判的な声が多くありました。

安井雄太さんの現在については、引きこもりになっている、亡くなっているなど多くの憶測があります。

今日は元不良少年の安井雄太さんの事故までの経緯と、テレビで放送された内容、そして現在までにネット噂されていることについてまとめてみたいと思います。

安井雄太の経歴。自宅は東京都江東区の自宅に住む元不良。出身中学と家族

安井雄太さんは東京都江東区に住む、元不良少年です。

出身中学は江東区の大島中学校で、非行行為は中学時代から始まっていました。

中学を卒業した後は都立墨田工業高校に進学しますが、すぐに自主退学しています。

名前 安井雄太
年齢・生年月日 1984年(2023年時点で39歳)
出身地 東京都江東区
出身中学 東京都江東区立大島中学校
出身高校 都立墨田工業高校(自主退学)→都立東高校定時制(19歳で再入学)
家族 母親。3人兄弟の末っ子

高校を退学した後に、自身の悪事が発端でガス爆発の事故を起こし、両手足を失ってしまいます。

2003年6月1日に日本テレビ「NNNドキュメント」で”事故によって両手足”を失った青年として取り上げられて話題となりました。

安井雄太の両親は父の借金が原因で離婚。母と兄と3人で暮らしていた

安井雄太さんは両親と3人兄弟の5人家族の末っ子として生まれました。

しかし、両親は安井雄太さんが小学校に入る前に離婚しています。

離婚の理由はギャンブル好きの父が多額の借金を作ったことでした。

小学生になった頃から母が3人の子供(安井雄太さん)を引き取り、女手1つで3人の子供を育てました。

ドキュメントが放送された時点(2003年)では、東京都江東区の集合住宅で兄の安井和也さんと母の安井弓子さんと家族3人で暮らしていました。

事故で両手足を失ってからは母親と兄貴に介護され暮らす

両親が離婚した後は母・弓子さんと年の離れた兄・和也さんと3人暮らしでした。

年の離れた兄とは仲が悪く、雄太さんが非行少年になったこともあってか家族との距離も広がっていたそうです。

高校を中退した後の安井雄太さんは、大事故により両手足を失ってしまいます。

手足を失った後、食事や排泄物の世話を母親に頼ることになります。

母は雄太さんの気持ちが明るくなるようにと、部屋にキティちゃんグッズをたくさん置いたり、コミニュケーションが取れるようにとパソコンを買ってあげるなど雄太さんのために最善を尽くしていました。

仲が悪かった兄貴・和也さんとは、介護を通じて仲直りしました。

兄の和也さん曰く、元々は雄太さんと性格が似てるらしく、弟が何をして欲しいのかわかるそうです。

ドキュメントでは体を洗ってあげたりと、体力のいる介護は兄の和也さんが行っていました。

レンタルショップで雄太さんの借りたいディスクを代わりに見つけてきてあげたりと優しい姿も見せていました。

安井雄太が両手足を失った理由。車内でガス吸引中に大事故。70%の火傷で四肢切断を選択

2003年にテレビで「両手足のない元非行少年」として紹介された安井雄太さん。

気になるのは、なぜ安井雄太さんが両手足を失ってしまったのか?ということです。

当時放送されたドキュメントの中では、安井雄太さんが両手足を失ってしまった理由についても放送されていました。

ドキュメント放送後に、ネット上で「芋虫」という酷いあだ名がつけられてしまったのは、安井雄太さんの事故が、”どう考えたって自業自得”だったからです。

車内でシンナーを吸っている最中に火気で大爆発

安井雄太さんが両手足を失ってしまった理由は、車内でのガス&火を利用が原因のガス爆発です。

ガス爆発の原因は”安井さん自身が車内でシンナーを吸っていた”ことが発端です。

当時の安井雄太さんはシンナーなどの薬物に手を染めており、事故の日も車内に隠れてシンナーを嗜んでいたのです。

ライター用のガスをビニール袋に溜めて吸引しており、何らかの理由で火気が立ち、車ごと大爆発してしまったのです。

安井雄太さんは全身に70パーセント以上の重い火傷を負い意識不明の重体。

事故後、1ヶ月昏睡状態が続きましたが奇跡的に回復。

無事に回復はしたものの手足は重い火傷を負って広い範囲で組織が死んでおり、感染症を防ぐために切断せざるを得ない状況になり、四肢切断を選んだということです。

安井雄太が「イモムシ」と言われる理由。万引きや恐喝の不良時代の犯罪。掲示板で母への悪態が誤解され拡散

ネット上で安井雄太さんのことについて検索すると、”イモムシ雄太”と名指しされているのを見かけます。

主に、両手足がない安井さんの体型を揶揄して、そのような呼び方がされています。

不幸があった人間にそのような酷い言い草をするのはどうなのか?と思いますが、これには理由があります。

安井雄太さんのドキュメントが放送された当時、彼のことが気に入らなかった一部視聴者が、当時の2ちゃんねるにネガティブな書き込みを拡散させたことが原因です。

ドキュメントで紹介された安井さんの過去には、中学生にしてタバコを吸っている姿があったり、恐喝、万引き、無免許運転など数々の犯罪を犯していたこと、または介護してくれる母との関係を誤解されてしまっていたのです。

非行少年時代の素行がネット上で揶揄される。放送内での母とのやり取りがネガティブに捉えられる

ドキュメントの中でも安井さんが不良だったことは伝えられており、過去に万引き・恐喝を繰り返して少年院に行っていたことも紹介されていました。

バイクを盗んでは無免許で運転するなど、迷惑極まりない行為を行なっていたのです。

高校を中退し本格的に非行少年の道に進み、その矢先でのガス爆発の事故だったのです。

安井さんは自身に降り掛かった悲劇について、

「過去に自分のした事が返ってきているのだと思う」

と自覚しておりました。

ネット上で”イモムシ”など言われてしまう理由には、この安井さんの過去の行いが主な理由となっています。

ドキュメントの中で介護してくれている母親と言い争いになってるシーンも、「母親に悪態をついて偉そう」と、安井さんの叩きの原因となりました。

しかし、このシーンに関しては、本編をしっかり観てみると決して安井さんが母親に悪態をついていたわけではない誤解であるとわかります

母が安井さんをベッドに降ろす際に、安井さんは自身の体重を女性が持ち上げるのが無理だと思い、

「無理だから!」「どうやって降ろすんだよ!」「夜まで座って待ってるよ(兄が帰ってくるのを)」

と、母の力を心配して言い合いになったのです。

この言い合いは安井さんが母を気使ったから始まったのです。(母が無事に持ち上げ下ろした際はお互いに感動して笑い合っていました)

一部の視聴者は「母に対して態度が悪い」と受け取り、放送後に掲示板などでネガティブなコピペが出回り、安井さんの印象がさらに悪くなってしまったのです。

当時はYouTubeなど動画サイトもなく、番組を見返す環境もなかったために、コピペの内容だけをアテに「そんな酷い奴がいるのか」と、叩きがエスカレートしていったのです。

安井雄太の現在。放送は定時制高校に再入学で終了。自殺説や引きこもり説

放送で紹介された安井雄太さん現在どうされているのでしょうか?

放送の最後では、腕にボールペンで机に向かい勉強に励んでいました。

安井雄太さんはもう勉強の末に、無事に定時制高校に合格し入学しました。

最後の方では、一般の生徒と一緒に机に座って授業を受けている姿で放送終了でした。

放送後に、第二弾が放送されることはなく、安井雄太さんの近況は不明です。

番組自体は続きませんでしたが、1弾の放送のインパクトがネット上に残り、某掲示板では安井雄太さんの話題が長く続きました。

安井雄太さんのその後について関心がある方が多く、掲示板では「普通に仕事してる」「亡くなってる」など多くの憶測がありました。

安井雄太は自殺してる?引きこもり説やパソコンの在宅ワークをしてる期待も・・・。

雄太さんの続編がなかなか放送されなかったことで、ネット上では、

”無事に高校を卒業することができたのか?”

”ちゃんと在宅系の仕事を見つけることができたのか?”

心配する声も少なからずありました

ドキュメントでは器用にキーボードを打ち込む姿が放送されていたので、IT系の仕事に就いたのでは?と期待する人もいました。

ただ、残念ながら安井雄太さんの近況で信じられているのは、2008年1月頃に匿名掲示板2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)に書かれた死亡説です。

安井雄太は21歳で自宅近所の川に飛び込み自殺?ネットに墓やセレモニーの詳細が書かれる

当時、2ちゃんに雄太さんと中学時代からの友人と名乗る人物が投稿し、現在までにその内容が信じられています。

友人を名乗る人間が投稿した内容では、雄太さんがすでに自殺をして亡くなっているとのことでした。

亡くなった時期は2004年11月上旬で、21歳の時だったとか。

自殺方法は、自宅の近くを流れている川に飛び込んだそうで、その川に関しては”ドキュメントで思いふけていた荒川では?”と言われています。

自殺説が出た後は、ネット上では信じる人と信じない人に分かれました。

しかし、友人を名乗る方は、彼の墓がある寺の名前を提示。(※東京都江戸川区東小松川の”永福寺”「その後”宝賓院”」

さらには、お別れ会をしたセレモニー会場の名称を書き、電話で事実確認してほしいと自信満々でした。(※東京都江東区北砂の「カルチャーパビリオン・平安・北砂館」)

掲示板を見た何人かが、実際に寺に訪問すると、本当に安井雄太’さんの名前があったとの報告があり、死亡説は真実味が増しました。

生きている希望も!自殺なら理由は何?

仮に本当に2004年に亡くなったとすると、自殺したのは定時制高校に再入学した1年後ということになります。

その原因については色々と考えられます。

テレビ放送された後、ネット上で大きな反響があったことから、学校での人間関係も色々あったと予想できます。

生存説もあり、100%自殺したとは言い切れません。

仮に安井さんが生きていたとすれば、障害年金や生活保護などで最低限の生活は保証されます。

また、障害の関係でギャンブルや車・バイクなどの浪費がないので変なお金の使い方はできないので、案外倹約できそうです。

母が買ってくればパソコンを器用に操作し、コミニュケーションを取る姿が映し出されていたので、引きこもりをしながらでも、生きている可能性は十分にあります。

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