2008年に自殺という形で亡くなったアナウンサーの川田亜子さん

彼女の死因や、周辺に事情についてはネット上では様々な憶測が出ています。

今日は川田亜子さんがどんなアナウンサーだったのか、そして死後に噂される陰謀論などについて書いてみます。

死後にネット上で疑問点として挙げられた点のまとめや、生前交際していた恋人の証言についても検証してみます。

川田亜子というアナウンサーの美しさ。経歴・両親・出身高校と大学

川田亜子さんは石川県金沢出身のアナウンサーです。

実家の父は医師で金沢大学医学部助教授と、かなり優秀なDNAを受け継いでおり、経歴もとても華麗です。

本名 川田亜子
愛称 あこちゃん
生年月日 1979年1月17日
出身地 石川県金沢市
身長 163センチ
没年月日 2008年5月25日(29歳没)
出身小学校 金沢大学附属小学校
出身中学校 金沢大学附属中学校
出身高校 盛岡白百合学園高等学校卒業(在学時にアメリカ留学)
出身大学 白百合女子大学文学部
資格 英語検定2級。フランス語検定2級。秘書検。
趣味 スポーツ観戦。将棋。愛犬の散歩。
好きな色 白。ピンク。
好きな食べ物 母のコロッケ

裕福なお嬢様として育てられましたが、男兄弟が上に2人いたということで、性格は負けず嫌いで男勝りな部分もありました。

可憐な美人でありながらも、時より見せる度胸が素晴らしく、新人時代から堂々とした仕事ぶりで世間を驚かせました。

川田亜子はスチュワーデス希望で海外留学の経験有り。フランス語の資格も保持

川田亜子さんは元々はスチュワーデスに憧れていたそうです。

スッチーになる為に、学生時代には海外留学を経験し、英語力を身につけました。また、フランス語も勉強しており、アナウンサー時代にはリポート中に得意のフランス語を披露する一幕もありました。

川田さんがアナウンサーを志したきっかけは、2001年9月11年に起きた同時多発テロです。

当時の川田亜子さんは就職活動を始める手前でニューヨークにおり、テロのショックからジャーナリストになって世の中のことを伝えたいと思い、報道の道に進んだのです。

川田亜子は2002年にTBSに入社。バラエディ番組で茶の間の人気者も精神的に追い込まれた?

川田亜子さんは2002年にTBSに入社しました。

同期と並んだ新人時代の画像がありますが、当時から頭ひとつ抜けて洗練された印象です。

堂々とした落ち着いた雰囲気と、美しい美貌で新人時代から期待されていました。

2年目に爆笑問題が司会を務めるバラエディ番組「バク天」でアシスタントを務めると、魔性の女をキャラに世間に広く知られるようになりました。

バク天の番組内の企画で、”美人のわがままはどこまで通用するのか?”という検証があり、川田亜子さんはその企画内でキャラを発揮したのです。

”ランチタイムが終了後に美女がおねだりしたら、ランチを出してくれるのか?”という企画では、スタジオでは「絶対に無理だろ」という声が飛び交う中、川田さんは「大丈夫だと思います」と自信満々。

結果、店員の男心を上手く掴み、無理を言ってランチを出してもらうことに成功し、スタジオをドン引きさせていました。

川田さんは「普段はそんなことしない」「初めてです。(おねだり行為が)」と否定していましたが、スタジオにいるタレント陣からは「絶対に嘘だろ!」「(普段から)やってるだろ!」と、彼女の生粋の魔性ぶりをイジリまくっていました。

バク天の番組のおかげで認知度が広がり人気者になった彼女でしたが、同時に”魔性の女””高飛車”というキャラを背負うことになり、追々精神的に追い込まれたとされます。

細木数子の番組で号泣。川田亜子は悪役を任されていた?

川田亜子さんは2006年10月3日に放送された「細木数子のズバリ言うわよ」に出演し、そこで細木数子さんの前で号泣するという一幕がありました。

悪キャラを局から押しつけられてるんでしょ。そして、それを甘んじて受けて、やりこなす中で守ってくれる人が周りにいないね? ちょっと、心に悩みがスゴくあるね?」

「悪キャラのイメージになって、孤独なポジションに入ってるんじゃないの?」

「公私混同しちゃダメ。仕事が来たら、悪キャラを大いに演じなさい。いいのよ、ビジネスなんだから。悪キャラに甘んじなさい。終わったら、パッとチェンジして」

「あなたほど美しく、しっかりしたお嬢さんがモテないわけないのよ。自信持ってやりなさい。泣いてちゃだめだ。泣くぐらいなら辞めなさい。歯をくいしばってやりこなす根性があって超一流のアナウンサーになる」

局アナとしての悩みを細木数子さんに相談し、図星とされる言葉の数々に涙してしまったのです。

この番組での涙からも、バラエディ番組で悪役を買って出てる彼女に無理があったことがわかります。

川田亜子さんはこの番組に出演した翌年2007年にTBSを退社

そして、フリーに転身しました。

フリーになった後は、もともと希望していた報道の仕事が中心となりました。

川田亜子がフリー転身後2008年に自殺。ブログの文章や元彼・谷口&マットの報道から陰謀論が生まれる

2007年にTBSを退社してフリーに転身した川田亜子さんですが、フリーに転身した翌年に自殺という形で亡くなっています。

2008年5月26日の早朝に川田亜子さんは東京都港区海岸の路上に駐車していた白いメルセデス・ベンツ車内(社有車)で、倒れていたところを発見されました。

2008年5月26日の早朝に川田亜子さんは東京都港区海岸の路上に駐車していた白いメルセデス・ベンツ車内(社有車)で、倒れていたところを発見されました。

車内に練炭が発見されたことから、自殺と断定され報道されました。

所属事務所は2008年5月26日に、

「5月上旬頃から様子がおかしいと感じ、本人に直接確認したところ大丈夫だと言っていました。体調が悪い様子ではありましたが、心配しつつも仕事はしっかりとしていたので安心していました。今回の件につながる理由が皆目見当もつきません。所属事務所としては、本当に驚いているとしか言えません」

とコメントを出しており、事務所は川田さんの変化には気が付いていましたが、川田さん本人が”大丈夫”だと答えていたそうです。

川田さんの最後のテレビ出演は2008年5月24日に生放送されたテレビ朝日系番組「サタデースクランブル」です。

最後の番組では、青木ヶ原樹海での自殺を扱った特集も組まれ、川田さんは終始うつろな様子だったそうです。

川田亜子の自殺理由は鬱と不安を伴う適応障害?亡くなる直前のブログで”悪魔になった”

フリーに転身した後も報道番組などに出演し、順調そうに見えた川田さん。

しかし、亡くなる直前までブログにネガティブな内容を書き込んでいました。

「先週から口が回らなく、どうしたものかと悩んでおりました。普段から喋りがなめらかとは言えない私にとっても心配であり、不安が押し寄せてきます。特に心あたりもなく(中略)人生は無常ですね」(5月7日)

「いつもの私がまだ見つけられません」(5月8日)

「母の日に私は悪魔になってしまいました」「産んでくれた母に、生きている意味を聞いてしまいました。母の涙が 私の涙がとまりません。母の涙が耳の奥で響いているのです」(5月12日)

「元気になるまで、皆さんとこうしてお話をするのを休憩させていただきます」「やっぱり 自分の気持ちが伝えられないのは寂しいですね」(5月14日)

「言葉が・・・出てこないので、今日は書くのをやめようと思います」(5月21日)

「仕事の合間 一番苦痛であります。昔は本を読んだりお茶をしたり、ぽーとしたり。楽しかったのに…今はせつないです。豪華なホテルのロビーで優雅に幸せそうにしている方々を眺めてながら、移りゆく景色に胸がきゅーとしめつけられます」(5月22日)※最後の投稿

ある精神科医は当時の川田さんが「鬱(うつ)と不安を伴う適応障害」だったと診断していました。

川田亜子さんが自死を選んだのは、単純に精神的な病気が理由だったとされていますが、追々様々な情報がネットを飛び交い、今でも一部では陰謀論のようなものが信じられています。

川田亜子の死因には嘘がある?元彼・マットや谷口元一のネタ。ネット上の疑問点

川田亜子さんが死去された後、彼女が精神的に参って自殺したという報道のみで終わりました。

ただ、その後に生前最後の恋人とされるマット・テイラーさんとのやり取りや、フリー転身後に所属したケイダッシュの谷口元一さんとの関係が噂される、ネット上では多くの都市伝説のようなものが生まれました。

そもそも川田亜子さんの死後、

・身辺整理が行われていなかった(愛犬家なのにペットを放置など)

・大好きな両親に最後の挨拶がなかった

・亡くなった当日に恋人のマット・テイラーと食事をしていた

・鳥越さんと食事の約束や、爆笑問題に「今後もよろしくお願いします」と挨拶していたり、本当に計画してる人とは思えない行動をしていた。

・女性がひとりで練炭の準備をするには力が必要だし面倒(しかも発見時はサンダル姿)

・場所と時間帯が妙

・死後に会見も開かれず事務所(ケイダッシュ)の対応も冷たかった

という疑問点がネット上に書かれていました。

さらに、都市伝説的ではありますが、

・警察副署長が幕引きしたがる言動をしていた(?)

・ブログの削除のタイミングと告知の仕方に違和感があった

・事務所の責任者がいなくなった?

・第一発見者が行方不明?

・場所や時刻がさりげなく変わっている?

というような噂も出ました。

川田亜子の最後の恋人・マットが元彼・谷口をメディアでディスっていた

当時、ネット上で多く語られる川田亜子さんの都市伝説では、

・川田亜子はフリーで仕事を取るために権力者と交際

・権力者との子供を身籠もり、子供を産みたかった。

・しかし、婚約が破棄し中絶をしなければいけなかった。

・そのショックから精神的に病み、仕事もできないメンタルになり追い込まれた。

など、「男関係」や「仕事の悩み」が強いとされています。

川田さんが最後に書いたブログ、生前最後に交際していたマット・テイラーさんのインタビューの内容からも、それらの説に説得力を加えました。

奇しくも元彼の谷口さんは2012年度のミス・インターナショナルの吉松育美さんに対するストーカー疑惑で話題になり、その際も背後にもマットさんの存在がありました。

その際に、以前からマットさんと谷口さんの間に川田さんの件の他にも軋轢あったことがわかったのです。

当時の川田さんが谷口氏の元を離れて、マット・テイラーという新しい恋人ができたことで嫉妬し、仕事を干し、追い込まれた川田さんが自殺し、谷口さんとマットさんの間に因縁が残ったとの見解もできるということです。

マットさんは、谷口さんが川田さんだけでなく、松嶋菜々子さんに言い寄ったことがあると語っていました。

続けて「確かに谷口氏の行為は事実だし、批判されてしかるべき。ただ、吉松の後ろにいるのは、谷口氏が原因で自殺したとウワサされる川田亜子さんの元恋人マット・テイラー。マットと谷口氏の間では、金銭トラブルも生じており、個人感情やしがらみも混ざっている。すべての事実関係が判明するまで『どちらの肩も持てない』というのがマスコミの統一見解なんです」と語る。

「訴訟を起こしたのは間違いありません。これで真実が、亜子が殺されたという事実が(裁判のなかで)出てくる。(川田さんへの)脅迫や恐喝について、僕はすべて一緒に事実を見ているし、聞いている。これが裁判のなかで公になる」

マットさんの話を聞いてる限りは、川田亜子さんは自死ではなく、事件性のあるとのことです。

安住紳一郎は川田亜子に相談され拒絶していた?彼女の命日にラジオで号泣告白

2008年に残念な形で死去された川田亜子さん。

彼女の死後から10年後の2018年に、彼女の先輩アナウンサーである安住紳一郎さんが生前の川田さんとの驚きのやり取りを告白し話題となりました。

川田さんとの辛い思い出を号泣しながら話したのは2018年5月27日のラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」の中でした。

当時、共にTBSに所属していた安住さんと川田さんですが、お互いに社内で孤立した立場だったということで、川田さん側から”一緒に組みませんか”と歩み寄りがあったそうです。

「そのとき、まだ生きていた頃の川田が、夜中に俺のところにやってきて、『安住さん、私も孤立してしまいました。私と組みませんか?』って突然言ったんですよね。たぶん、川田は俺に甘えに来ていただけだと思うんだけども...。

安住紳一郎さんは、当時尖っていた部分もあったせいか、その川田さんからの歩み寄りを拒絶してしまったそうです。

俺は俺で何か、『お前とのやり方は違う。お前は自分のやり方で仕事が煮詰まったんじゃないか』と少し突き放してしまった。そこに対しての後悔がものすごくあって。その後結局、彼女は自殺してしまうんだけど、本当に、その時のことを後悔しています。川田さんのことを大事に思っていた人には、申し訳なく思っています

その後に川田さんが独立し、自殺という流れから、安住さんは”自分があの時、彼女の話を聞いていたら違っていたかも?”と後悔しているのです。

当時の川田さんがフリーに転身する前から、TBSで自分の仕事について悩んでいたことがわかる行動で、もしかしたら安住さんなら彼女の心の闇を知れたのかもしれませんね。

いつか父が川田亜子の遺書を後悔する?ガーシーに期待する人も?ドラマ「エルピス」のモデル

川田亜子さんの死後、実の父が川田亜子さんの死について憤ってることが報じられています。

当時、お父様が自分で事件を捜査すると発言されていましたが、あれから何も新しい情報などは出ていません。

川田アナは、助手席に数通の遺書を残しており、特定の人物や家族宛とされていますが、その中にTBSなどへの恨み言が書かれていた可能性もあります。

遺書の内容は公開されていませんが、ネット上では”いつか遺族が公開して新事実が分かるのでは?”との声が出ています。

また、2022年から芸能界の闇を暴露して人気者となったガーシーさんが、この事件について何か知っているのではないか?との期待もあります。

テレビドラマ「エルピス」は川田亜子を思い出す?放送時に最終回に川田亜子の名前がSNSに投稿される

フジテレビで放送されたテレビドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(エルピス きぼう あるいはわざわい)は2022年10月24日から12月26日まで放送されました。

ストーリーの内容はテレビ局を舞台に、エースの座から転落した女子アナウンサーが、彼女に共鳴した仲間たちと冤罪事件の真相究明をするという内容です。

長澤まさみさんが主演ということもあって、かなり人気のドラマでした。

このドラマの最終話で、ネット上で”川田亜子”の名前が多く投稿されました。

投稿の内容を読んでみると、

「やはりTBSの川田亜子を思い出す」

「エルピスで川田亜子思い出したよ」

「練炭自殺と見せかけて殺されるのって・・・」

と、ドラマの内容が川田亜子さんの事件と似ていたからだとされます。

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