竹下家とは2009年にテレビドキュメント「プロフェッショナル〜漂流家族〜」に出演した大家族です。
期間の放送だったものの、視聴者から大反響があり、現在では”伝説の大家族”として語り継がれています。
家族で埼玉から北海道に移住し、その後に逃げるように出戻り。
竹下家の特集は、生々しい金銭トラブルの連続に、信頼関係の危うさ、”見ていられない”と強烈なインパクトを残しました。
今日は竹下家の特集内容と、現在について書いてみたいと思います。
子供達や連帯保証人になった方、放送前後の娘の日記などについても書いてみます。
大家族史上”最も生々しい”大家族・竹下家。借金・浪費・移住・退学の盛り合わせ！
竹下家は2009年に地上波番組「プロフェッショナル」で特集された大家族です。
「漂流家族」のフレーズが使われていましたが、それは家族がドキュメントの中で埼玉→北海道→埼玉と移住を繰り返していたことが理由です。
一家は子供全員が女の子で、6人姉妹＋夫婦の8人家族です。
| 立場 | 2009年放送時点の年齢 |
| 父 | 竹下勝裕(たけした かつひろ・当時47歳) |
| 母 | 竹下敦子(たけした あつこ・当時43歳) |
| 長女 | 恵子(当時18歳)双子 |
| 次女 | 愛美（当時18歳）双子 |
| 三女 | 成美(当時16歳) |
| 四女 | 望美(当時15歳) |
| 五女 | 瞳美(当時11歳) |
| 六女 | 秀美(当時9歳) |
竹下家は大家族シリーズの中で最も悲惨？北海道・浜頓別の田舎移住計画を活用も浪費や職場トラブルで出戻り
竹下家は埼玉県に住む家族でしたが、埼玉での生活は酷いものでした。
そこで北海道・浜頓別の自治体が行っていた街の活性化計画である”田舎移住計画”に参加し移住することを決断します。
浜頓別が行った”田舎移住計画”とは、移住すれば現地で仕事を紹介し、3年以内に自宅を購入すれば、その自宅を割引してもらえるという内容でした。
家族で移住後、父・勝裕さんと母・敦子さんは夫婦で町が斡旋してくれた産業廃棄物会社の正社員として働くことになり、3年以内での自宅購入を目指しました。
北海道・浜頓別の土地で手取り36万の収入をゲットした夫婦ですが、パソコンや車の購入など、散財を繰り返し貯金することができませんでした。
3年以内に自宅を購入するのが条件であったものの、頭金を用意することができませんでした。
さらに、移住前の埼玉でマンションをローンで買って滞納していた経験から、ローンの審査に通ることもできなかったのです。
そこで連帯保証人が必要になり、現地でお世話になっていた牧場経営の桜庭正昭さんが男気で保証人になってくれました。
桜庭さんは、
”町おこしのためなら”
”竹下さんもきっとこっち（北海道）には保証人になってくれる人がいない”
と竹下さんの味方をしてくれたのです。
桜庭さんは自身も牧場経営の都合で多額の借金を背負っていましたが、竹下家への良心で引き受けてくれたのです。
桜庭さんが保証人になる形で、頭金なしで２０００万円のローンを３０年で組み、念願のマイホームを購入したのです。
しかし、一軒家の家具を35万出して一気に揃えるなど、お金の使う順番がめちゃくゃで視聴者をドン引きさせました。
父・勝裕が職場で揉め退職を繰り返す。保証人・桜庭さん激怒も埼玉に出戻りし逃げる
牧場経営の桜庭正昭さんが連帯保証人になったことで無事にマイホームの購入した竹下家。
しかし、マイホームを購入した後に、父・勝裕さんが職場の上層部と喧嘩し、仕事を辞めると言い出したのです。
これには保証人になったばかりの桜庭さんは大激怒。
竹下夫婦が破産してしまうと自分が借金の肩代わりをしないといけないため、桜庭さんは竹下夫婦と職場に一緒に頭を下げに行き何とか復職を認められました。
が、なんと復職した４年後にも、もう一度同じように喧嘩し2度目の退職宣言。
2度目は頭を下げて復職しようとしませんでした。
その後、北海道の田舎で再就職など望めるわけもなく、地元の一時的に埼玉に出戻ることを提案します。
驚くべきは、北海道の家を売らずに放置し、逃げるように埼玉に出戻ったことです
桜庭さんと音信不通。埼玉で再会した際には土下座。娘達は中退・退職でバイト代で家計を賄う
桜庭さんへの恩を仇で返してしまった竹下家。
埼玉に戻った後も、退職金の100万をアテに不動産を回り、なんとか見つけたファミリーマンションも家賃9万と大雑把なチョイス。
敷金礼金で50万が消えただけでなく、家具や布団一式を北海道から持ってきてなかった為に、それらを再購入するという無駄な大出費。
北海道の家のローン残高が1800万円＋車のローンで、合わせると家賃と借金だけで月の支出は24万円。
あまりにも無計画な出戻りだったのです。
埼玉に出戻ったものの、父・勝裕さんは当時にして40歳を過ぎで、すぐに見つけた正社員の仕事は土木。
その土木の仕事の下っ端の立場に耐えられなくなり退職。
生活費は子供たちがバイトをして稼ぐことに。
北海道で就職した長女は、仕事を辞めて埼玉に戻る羽目となり、学生の子供たちは高校を辞めてバイト代を家に入れることになったのです。
その後、子供達の協力があっても北海道のローンが払えず滞納し、保証人になっていた桜庭さんの方に滞納分の催促がいってしまいました。
桜庭さんは番組のスタッフに竹下家の埼玉県の住所を聞いて直接駆けつけました。
激怒する桜庭さんを前に頭を下げる父。
頭をペチンを叩かれながらも、ただ謝り続けるしかない状況でした。
こんな状況であっても、父は北海道の自宅は手放せないと主張。
桜庭さんは”ローンは払わないのに、家だけは手放せない”という竹下家の無責任さに怒り爆発でした。
ここで竹下家は北海道の家を売りに出すという決断はせず、猶予をもらって出直すとしました。
竹下家の浜頓別の自宅と子供達の現在。母の失踪と娘のブログ
北海道から埼玉に出戻りする際に、自宅を売りに出さずにそのまま放置していた竹下家。
その後も埼玉で苦しい生活が続きますが、浜頓別に残した自宅を売却する決断には至りませんでした。
それには、母・敦子さんの”マイホームを絶対に手放したくない”という強い想いがあったからです。
桜庭さんの嫁さんも、竹下家の母の気持ちを尊重してあげていました。
また、父・勝裕さんも「家を手放したと言われたくない」というプライドがあるようでした。
しかし、番組の最後では北海道の一軒家を手放す結末となりました。
竹下家は浜頓別のマイホームに別れを告げに行き、その後に埼玉に戻った10日後に母・敦子さんが失踪。
自殺をしたのでは？と不安もありましたが、しばらくして敦子さんから、
「いつ戻れるかはわからないが、しばらく考えたい」
と連絡があり、父・勝裕さんは生きていてくれことに安心していました。
しかし、番組はここで終了してしまい、続編も登場しておらず、現在の夫婦や子供たちがどのような状態なのか謎のままでした。
北海道の自宅は不動産サイトで2018年まで売りに出されていたことが明らかになっています。
その後は桜庭さんがローンを払い続けていましたが、この時点での売り手が誰だったのかは謎です。
買い手が見つかったのかは謎ですが、定期的に都市伝説好きの方が調べているみたいなので、そのうちに直近の自宅の行方がネットで知らされることでしょう。
竹下家の娘たちの現在。娘はブログでは元気そう？離婚と母の死去説。末っ子の骨肉腫説
番組終了後の母や娘たちがどうなったのか、続編がないので気になります。
ネットで竹下家の現在について調べてみると、夫婦は離婚してる説があり、母親・敦子さんには死亡説があったりします。
失踪したまま離婚届を提出したのか、実際に既に他界していて父親が独身といわれているのかの二択といえます。
死亡説の他にも、”末っ子（六女・秀美）が骨肉腫か癌を理由に足を切断した”という噂や”母が他の男性と不倫同棲してる”などの都市伝説も出ており、どの情報もソース不明で信憑性がありません。
| 父 | 母と離婚し独身 |
| 母 | 父とは離婚。再婚or死去 |
| 長女 | 地元のスーパーで働く |
| 次女 | 既に結婚した苗字が違う |
| 三女 | 中卒でフリーター |
| 四女 | 中卒でフリーター |
| 五女 | 時制高校卒業後、佐川急便に就職 |
| 六女 | 足切断？他界？ |
ちなみに、2009年の放送前後では、娘のブログが発見されていました。
（放送前の日記）
『最近のまなは、プチ大阪旅行を計画中！行きは夜行バスで帰りは 、次の日仕事だから新幹線！ 関ジャニ∞のLIVEチケットが取れたら、参戦するって言うプランで(笑)楽しみ！』
『今日は、３ヶ月振りくらいにパチンコした！ 新エヴァやってみたかったんだよね！ したっけ、７連チャン位して18000円勝った！ でも、当分はしないよ！ その後レイクタウンに行った 鉄板焼き食べて、買い物スタート！ 靴買って、31でフローズンフロートを買って帰宅！ 来月の２日にLIVEがあるから、無駄遣い出来ないんだけどね』
（放送後の日記）
『関東圏では、先週と今日とでザ・ノンフィクションで竹下家の番組が放送されました。 見た人は、かなりイライラしたのではないでしょうか。 まぁアレが竹下家の現実です。 いろんな人の日記を見たり、掲示板を見ましたが、視聴者は素直です。
『貧乏なくせに、子供が太っている。』 『長女以外は、学校を中退してバイトしている。』 まず、太っていて悪かったねって感じです。 ただの悪口かよってね。
次に、私があの竹下家の次女ですよー。 学校も中退してないし、姉妹で唯一、正社員として地に足着けた生活してますって。 何か悲しくなったね。 悪口と批判のオンパレード。
内容の部分では、批判されるの分かるけど、ブスだの太ってるだの、外見の事かよッみたいな。 こりゃあ、公開処刑だね。 テレビなんて出るもんじゃないよ。』
かなり批判があり落ち込んでいたようです。
世間的には「子供たちが一番の被害者」という認識が一般的なので、娘に批判コメントを書いた方はかなり少数派です。
