TAKUROさんといえばGLAYのギタリストでありながら、多くの楽曲で作詞作曲を担当し、ミリオンを連発させた誇り高きリーダーです。
これまでに「HOWEVER」と「BE WITH YOU」「誘惑」「SOUL LOVE」「Winter,again」「とまどい/SPECIAL THANKS」でミリオンを達成し、日本音楽界の多くの栄光を手に入れました。
GLAYというバンドと、そのバンドの楽曲の実績は言うことなしですが、ネット上ではギタリストとしてのTAKUROさんの現在地がわからないとの声が多くあります。
そもそもTAKUROさんの名前は知っていても、担当楽器やリーダーであることを知らない人までいます。
今日はギタリストとしてのTAKUROさんが、どんな人物なのか書いてみたいと思います。
TAKUROのギターは上手いのか下手なのか
GLAYのギタープレイといえば、颯爽と華やかにギターを振り回しMUSEのように音をメカニックにいじって遊ぶHISASHIさんの姿を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、しっかり音を聴いてる人からするとTAKUROさんがメインぐらいの気持ちで見てたりもします。
楽しい部分をHISASHIさんに譲り、支える部分をTAKUROさんが徹底してるような印象です。それでもTAKUROさんのギターソロだってありますし、かなり上手です。
目立たないが故に「もしかしてTAKUROって曲作れるけど楽器弾けないのか?」とトリッキーな疑問を持つ人もいますが、全然下手ではありません。
むしろHISASHIさんよりもTAKUROさんの方が基本的なことは網羅されており、HISASHIほど挑戦的なプレイではありませんが、プロのギタリストなだけあるレベルには達してます。
松本孝弘に認められたTAKUROのギタープレイ
プロのギタリストとしての成功は様々ですが、ギターという楽器をベースに名曲をいくつも生み出し、さらには大勢の観客の前で泣きのギタープレイで感動させているTAKUROさんは最高のギタリストだと思います。
そのことはB'zのギタリストである松本孝弘さんも認めており、過去いろんなメディアで対談しています。
1997年くらいに対談がきっかけで知り合って、そこからずっとギタリストとしての松本さんの生き様を見せてもらってきた。勉強になること/刺激になること…驚きの連続ですよ。いろんな話をしてね、「ギターに感謝してるし、今こうやってTAKUROといい酒飲めて飯食えるのもギターのおかげだよね」って。「ギターだよね」「そうですよねえ」って。家でテレビの音に合わせてジャムったりして、それでこんな幸せなんだから、そのメロディをまとめてみたいなあなんてことを言ってたら「50歳と言わず今やりなさい」と言われまして。
TAKUROさんは2018年にアメリカロサンゼルスに引っ越しているので、もともと海外移住していた松本さんとはご近所になったそうです。
これまでにギターや音楽活動に対してたくさんの助言をもらっているそうです。
あれだけの人が可愛がるということは、それだけTAKUROさんがミュージシャンとして魅力的だからこそだと思います。
アレンジの天才・HISASHIとの比較は意味がない?
GLAYのギターはTAKUROさんとHISASHIさんの二人。
何かと比較されることがありますが、二人でのバンドの立場を知ると、技術的にどちらが上とか下とかわかるはずもないことがわかります。
曲のベースを作り上げるTAKUROさんと、そこにアクセントを入れて装飾したり削ったりするのがHISASHIさんです。
アイディア豊富で器材にも詳しいHISASHIが隣にいると、俺もそうならなきゃいけないんじゃないか?って、HISASHIに追いつけ追い越せみたいな格闘の時期もあったんですけどね。
僕は20代から30代前半という大事な時期をGLAYの作詞/作曲とリーダー業務に費やしたので、ギターに向き合ってこなかったんです。そこにものすごい後悔もあるしコンプレックスもある。HISASHIという天才を抱えたバンドだと、ギタリストとしては挫折だらけなんですよ。
打ちひしがれるなんてもんじゃないですよ、「俺が考えたフレーズ、こんなのどう?」って言っても(HISASHIが)「俺も考えた」って出してきて明らかにそっちの方がいいんですもん。だけどリーダーとしては「お、でかした。これでまたGLAYの代表曲完成だ」って。それの繰り返しの20年だったんです。
TAKUROさんはHISASHIさんのことを天才だと褒めちぎってますし、HISASHIさんも作詞家・作曲家としてのTAKUROさんのことをリスペクトしています。
楽器のパートの分別もプレイも全然違うので、そもそも比べても意味がないです。
TAKUROの使用してるギターと機材(アンプ・エフェクター)
90年代の最初にデビューして以来、多くの名曲を残したGLAYですが、楽曲のアプローチやパターンは時代ごとにまったく異なります。
メンバーの使用してる楽器も年々進化したり様々です。
TAKUROさんも若い頃にジャズマスターなどフェンダーのギターを使っていたなど、かなり冒険してます。
使用する機材も、音作りの天才であるHISASHIさんに合わせて、多種多様なものを使ってきました。
これまでにTAKUROさんが使用してきたギターや義材の情報は多くありますが、わかる範囲でまとめてみたいと思います。
TAKUROの使用ギター。ヴィンテージのレスポールもガンガン使用
- ・Gibson Les Paul Custom '68(黒)
- ・Gibson Les Paul 59
- ・Gibson Les Paul Custom Jimmy Page Signature JPC 197
- ・Gibson ’70s Les Paul Custom
- ・Gibson ’58 Les Paul Standard Reissue
- ・Fender Jimmy Page Mirrored Telecaster
- ・Fender Jimmy Page Dragon Telecaster
- ・Gibson ES-335
- ・Gibson SG
- ・Gibson Custom John Lennon Les Paul Jr
- ・Gibson Firebird
- ・Journeyman ST TKR-01(レッド)
- ・Journeyman LPS TKR-03(レッド)
- ・TACOMA ECR-83C
- ・フェルナンデスのTE
- ・フェンダーのジャズマスター
- ・フェンダーのテレキャスタター
TAKUROの機材・アンプ・エフェクター
- EVH 5150(アンプヘッド)
- Koch Supernova 120
- Bruce Zinky NS-2
- Marshall JCM800
- Marshall 1960A(アンプキャビネット)
- MATCHLESS
- MESA BOOGIE DUAL RECTIFIER
- KLON CENTAUR(オーバードライブ)
- KORG DT-10
- Peterson Stomp Classic
- Ibanez TSMINI
- Mojo Hand FX IRON BELL
- FULLTONE FULLDRIVE2(オーバードライブ)
- MAXON AD-80(アナログディレイ)
- MXR Phase 100(フェイザー)
- Electro-Harmonix Small Clone(コーラス)
- MXR M-102 DYNACOMP(コンプレッサー)
- BOSS PS-5(ピッチシフター)
- BOSS GE-6(イコライザー)
- BOSS RV-3(リヴァーブ)
- T.C. ELECTRONIC TC2290(デジタルディレイ)
- KORG VP-10(ボリュームペダル)
- JIM DUNLOP CRYBABY(ワウ・ワウ)
- BOSS BD-2W Blues Driver
- BOSS RV-3
- BOSS CE-5(コーラス)
- BOSS DI-1(ダイレクトボックス)
- BOSS GE-7
- BOSS ボリュームペダル(ボリュームペダル)
- Xotic EP Booster
- FINAL BOOSTER FB-2
- VIZION 3mode Overdrive
- Strymon Timeline Delay
- EVENTIDE H9
- FREE THE TONE FLIGHT TIME
- FAT 214.K
- L.R.BAGGS Para Acoustic D.I.
- Jim Dunlop TM95 TAK Cry Baby
- ERNIEBALL VOLUME PEDAL