GACKTさんと二階堂ふみさん主演の埼玉をディスった映画「翔んで埼玉」。
昨年に実写化が決まった時は、社会的に問題になるのではないか?と一部懸念されていました。
しかし、いざ映画のプロモーションが始まると、埼玉人を中心に「絶対に観たい!」のラブコール。
そして、映画が公開されると、埼玉県内で歴史的なヒットを記録しました。
さらには、口コミで異例の伸び率を記録してるというから恐ろしいです・・・。
翔んで埼玉が異例のクイーン並み伸び率
昨年は伝説のロックバンド「クイーン」を題材にした映画が大ヒットしました。
日本国内でもクイーンは大ヒットを記録。口コミでジワジワと興行収入を伸ばしたのです。
今回のGACKTさん主演の「翔んで埼玉」はそのクイーンに負けじと、驚異的な伸び率を記録してるそうです。
公開直後に週間ランキング1位を記録した段階では、「どうせ最初だけで失速するだろう」と予想されました。
しかし、実際には観た人がそのまま口コミで映画の面白さを拡散し、どんどん観覧数は増え、予想を裏切り伸び率を記録したのです!
興行収入と埼玉人の好評な反応
公開直後に大ヒットを記録し、そのまま2週目も絶好調。
配給元の東映は興行収入30億を見通してるそうです。
多くのメディアで取り上げられるなど、もはや社会現象化している同作だが、2週目の週末興行も絶好調。3月2、3日の2日間の観客動員数は前週比107・2%の20万4770人、興行収入は同108・3%の2億8055万8300円を記録した。SNSなど口コミで魅力が広まり、累計興収120億円を超える大ヒットとなっている「ボヘミアン・ラプソディ」も公開2週目で興収は前週比109・6%、動員は同107・3%の伸びを見せたが、「翔んで埼玉」も“クイーン旋風”に匹敵する勢いを見せている。
公開10日間での累計は動員数73万9028人、興収9億5820万7800円。引用元:ヤフーニュース
この圧倒的な伸び率は、埼玉県人を中心に、映画を観た人のSNSなどでの口コミが頼りとなってます。
通常、こういうくだらないコメディは散々に扱き下ろされることが多いですが、Twitterで映画の感想を探すとお褒めの言葉ばかり・・・。
「また観たい!」「想像よりも楽しめた」「上映後に拍手が起きてた」「上映中に笑い声が絶えなかった」など異例の口コミばかり。
ここまで失礼でぶっ飛んだ映画が、日本人に受け入れられる日が来るなんて、一体誰が予想したでしょうか?
GACKTの俳優業の代表作になる?
GACKTさんは2003年にムーンチャイルドという真面目なギャング映画で俳優デビューを果たしました。
その後もNHK大河の「風林火山」や、ハリウッド映画など、数々の良作に出演してきました。
しかし、ここ最近は「悪魔ちゃん」や「カーラヌカン」など、ファン的にも微妙な作品が多く、今後は俳優の仕事は控えて音楽に集中して欲しいのが本音でした。(舞台はよかったですが)
この作品の撮影が終わった後のGACKTさんは、映画を観て欲しいという空気を出しませんでした。映画館で無理して観るほどの映画ではないとサラッと言ってました。もしかしたらこの映画を最後に、しばらく俳優業はお休みするのかな?なんて思いました。
そんな状況の中で、この映画のヒットだからとんでもない矛盾です・・・。
これじゃあ俳優の仕事もしばらく続きそうです・・・・。
数字的な話をすれば、この「翔んで埼玉」がGACKTさんの俳優としての代表作になると思います。
音楽ではMALICE MIZERがキャリアハイ。俳優では翔んで埼玉がキャリアハイともなれば、極端な王子コスプレがGACKTさんのヒットの象徴となりますね。
GACKTの人気には左右するのか?
映画のヒットに直後に卒業ライブのサプライズのニュースが流れたり、連日GACKTさんの話題が止みません。
翔んで埼玉の中でのGACKTさんの存在感に、また2000年代のようなプチGACKTブームが来るのでしょうか?
最近までのGACKTさんは、ネット上で色物として変に批判されることが多かったので、それが減るとしたら嬉しいですね!
しかし、昔と違ってチケットが取りやすくなったり、ファンに怖い人が減ったりというのも地味に嬉しいことでした。
今後、この映画のヒットがGACKTさんの人気をどれだけ動かすのか気になります。
GACKTさんが好きなら、ファンが増えることも喜ばないといけませんが。
冷静に考えて、2003年に自分でプロデュースした作品から俳優デビューをして、ここまで来るとは思ってもみませんでした。基本的にはヴィジュアライブの恩恵になる作品がメインだと思っていたので驚きです。