長くGACKTさんのソロ活動を支えたギタリストのYOUさん。
今でも過去のGACKTさんのMVやライブ作品を鑑賞するとYOUさんの姿があり、「あのかっこいいギタリスト誰?」と関心を集めます。
GACKTさんの全盛期のど真ん中に活躍されたメンバーということで、今後もGACKTさんの作品を振り返ればYOUさんの存在は避けて通れません。
2020年のKHAOSツアーに参加されなかったということで、すでに脱退したメンバーという扱いのようですが、今でも復帰に期待するファンは多くいます。
GACKTさんを長年支えたYOUさんとはどんな人間だったのか?
初めてツアーメンバーを外れたという一区切りに振り返ってみたいと思います。
YOUの本名・出身・生年月日
本名:シマワタリ ユウ
芸名:YOU
愛称:ユウ兄、ユーさん、ロボット。(GACKTさんにはユーと呼ばれてます)
出身地:日本京都府?(10代で京都でGACKTさんと出会ってます)
生年月日:1974年2月10日
身長:185センチ
血液型:A型
担当楽器:ギター、バイオリン、三味線。
趣味・特技:カメラ、料理、大食い。
YOUとGACKTの歴史。幼馴染、同居人、親友、戦友
1999年にGACKTさんはソロデビューを果たしますが、YOUさんは当時からGACKTさんのバンドメンバーとして活躍されました。
最後にGACKTさんとステージに立ったのは2019年の誕生日ライブ、学園祭ということで、在籍した年数は1999年〜2019年で20年ということになります。
GACKTさんがMALICE MIZERを抜けてソロデビューを開始するよりも前のバンドにも在籍してたということで、一緒に音楽をしていた日数は20年よりもっと多いです。
これまでにYOUさんとGACKTさん本人が語った、二人の出会いと活動の歴史を振り返ってみたいと思います。
YOUとGACKTの出会いは地元のスタジオ
GACKTさんがロックに目覚めたのは中学生の頃、同じ中学の先輩の影響でありました。
バンドがやりたいというよりも、ドラムという楽器の魅力に惹かれ、ロックの世界に入ったそうです。
ドラムの練習に夢中だったGACKTさんですが、当時はバンドを組むことに興味はなく、ずっと一人で練習し、たまにヘルプでライブハウスに出演するぐらいだったそうです。
GACKTさんは一人で地元のスタジオで練習してたみたいですが、スタジオに入るロビーや廊下で他のバンドマンに会うと、常にガンを飛ばし合っていたそうです。(スティックケースの中には喧嘩用の鉄のスティックを忍ばせてたそうです)
そんな頻繁にガンを飛ばし合うバンドマン集団の一人に、YOUさんはいたみたいで、当時から二人は目が合っては睨み合っていたそうです。
YOUさんの出会った当時のGACKTさんの印象は、今よりもムチっとした体型で筋肉が凄まじくて迫力があったそうです。
ある日、GACKTさんは友人のバンドを見るためにライブハウスを訪問、そこで対バン相手のギターがカッコよく、印象に残ったそうです。そのギターこそが後に仲良くなるYOUさんだったそうです。
ただ、ステージとのギャップが激しく、最初はYOUさんがそのギタリストだったと信じられなくて「お前とは違うんじゃい!」喧嘩になったそうです。YOUさんが家にある自分のステージの写真を見せ、ようやくGACKTさんは、あのステージのギタリストがYOUさんだったことを認めて仲良くなったのです。
そして、二人でバンドを組むことに至ったのです。結成した当初はGACKT=ドラム、YOU=ギターでした。バンド名は「カインズフィール」でした。
バンドのボーカル不在でGACKTが歌うことに?YOUの反対
GACKTさんの活動のドキュメントを見てると、GACKTさんがYOUさんに対して強く当たっている姿があります。
しかし、実は初めて二人でバンドを組んだばかりの頃はGACKTさんとYOUさんの立場は対等だったようです。
GACKTさんが17歳の頃に結成したバンド「カインズフィール」ですが、GACKTさんがドラム、ギターがYOUさん、ベースがRenさん(彼もソロ初期にサポートで在籍)、でありましたが、ボーカルがなかなか決まらなかったそうです。厳しいGACKTさんの要求に応えられるボーカルがいなかった?なんて想像すると面白いですね。
ある日、あまりにもボーカルが続かないということで、GACKTさんがYOUさんに「俺が歌おうかな」と言ったそうです。
そのGACKTさんの言葉に対してYOUさんは「甘くない」と切れたそうです。それに対してGACKTさんは「舐めてないわ」と反撃し、結局、予定の日までにYOUさんが提案した曲を歌ってみるということに。
そしてGACKTさんはYOUさんに出された課題曲を猛練習し、当日に完璧に歌ってみせたのです。
低い声でボソボソ喋るドラマー(GACKT)のまさかの美声に、YOUさんは思わず度肝を抜かれ、「お前や」と一言。
そこでボーカル・GACKTが誕生したのです。
GACKTさんがボーカルに転向した以降のカインズフィールは、インディーズ雑誌で「プロ並みに上手い」と書かれるほど評判が良かったみたいです。ただ、そこでメジャーを目指せるほどのレベルではなかったみたいです。(メンバー自体はGACKTソロ初期とほぼ一緒なのに)
MALICE MIZER脱退でボロボロになったGACKTを支えた
GACKTさんは1995年にMALICE MIZERに引き抜かれる形で加入。同時に京都での安定した生活を捨てて上京しました。
MALICE MIZERに加入した直後のGACKTさんの快進撃は見事でありました。
しかし、1998年12月にGACKTさんが失踪。そして1999年に脱退が発表されました。
MALICE MIZERを抜けた後のGACKTさんはすぐにソロ活動を開始、その時に召集したメンバーというのが、YOUさんとRenさんと京都のカインズフィール時代に共にしたメンバーでした。
最初はGACKTさんの理想についていけず苦労されたそうですが、YOUさんは2019年までGACKTさんの大型ライブに参加し続けました。
YOUの結婚と離婚・現嫁と元嫁・子供
YOUさんは2004年(30歳の頃)に最初の結婚をします。結婚相手の女性は同い年の一般人でした。
この時、YOUさんは結婚したことをファンには伏せていました。
最初の嫁さんとYOUさんの間には子供はおらず、GACKTさんが世田谷に保有するマンションタイプの豪邸の一室で結婚生活を送っていたみたいです。(スタジオ付きの広いお部屋だったみたいです)
最初の嫁さんは、2014年のYOUさんと離婚調停中にGACKTさんの裏話を週刊誌「FLASH」に売ってしまったということで、ファンの間では悪い意味で有名です。
GACKTさんにゴーストライター疑惑が出てしまったのは、主にこの最初の嫁さんが週刊誌に売った話がネタとなっています。
今でも「GACKTは自分で曲が作れない」と勘違いした声を聞きますが、完全にこの最初のYOU嫁が原因であります。
YOUさんは最初の嫁さんと離婚した後に料理研究家の桜井奈々さんと再婚しました。
YOUは料理研究家の桜井奈々と再婚し子供も誕生するが誹謗中傷で法的措置
前嫁と離婚後に研究家の桜井奈々さんと再婚したYOUさん。
桜井奈々さんは2005年にプロ野球の球団職員の男性と結婚し、同年に第一子の長女が生まれましたが、9年後の2014年に最初の旦那さんとは離婚。
YOUさんと桜井奈々さんはバツイチ同士でありました。
二人の間には2017年に長男が誕生してます。(すでにGACKTさんとの同居は解消しています。)
YOUさんと桜井さんを巡っては、匿名掲示板で心ない書き込みが多くみられ、YOUさんが法的措置に出ると発表し話題になりました。
二人夫婦に対する誹謗中傷の書き込み内容は壮絶で、元旦那との間の第一子のお子様に障害があったらしいのですが、そのことなどを揶揄する最低な言葉が並んでいました。
ファン的にも不快な事件でしたが、その後にGACKTメンバー内でYOUさんの人気にやや影響が出たのはかわいそうです。
YOUのエピソード・逸話
長年GACKTさんの元でサポートメンバーとして活躍したYOUさん。
ファンもYOUさんに対してたくさんの思い出があります。いまだにメンバーを抜けたことが受け入れられないファンだっているぐらいに、YOUさんは愛されています。
10代の頃から2019年までに、YOUさんとGACKTさんの間にはたくさんの逸話があり、ファンの間では語り草にされていました。
その中でも有名な逸話をまとめてみました。
YOUは自分の腹筋を見たことがない?デブではないが・・・
ステージでYOUさんを見てるとほっそりしてて背が高くてかっこいいのですが、実はお腹周りはかなりのぽっちゃりさんのようです。
トレーニングが厳しいGACKTさんの組織に在籍していながらも、なかなか痩せることができなかったみたいです。
若い頃からずっと自分の腹筋を見たことがないと仰っており、実際に上半身裸でのグラビア撮影やYFCのステージを見ても見事な幼稚体系を披露されてました。
本人とファンは「ぷよ度」とYOUさんのお腹の出方を表現していました。決して太っているわけではないのですが、体質ですかね?
ヴィジュアル系らしいシュッとした衣装は着こなしていたので、スタイル自体は悪いわけではないですが、お腹だけは幼稚体系だったみたいです。
YOUの作る焼きうどんは絶品!
YOUさんといえば料理が得意なメンバーとして知られます。
GACKTさんも料理を作れば上手らしいですが、時間もコストもかかるため、あまり家庭的ではないようです。
一方のYOUさんはすぐに簡単に作れるものを作るのが上手で、レパートリーも豊富なようです。
GACKTさん曰く、YOUさんの作る焼うどんは絶品だそう。
基本的に米は食べないGACKTさんですが、麺とパンはご褒美に食べるそう。
シェフ不在だった2000年代前半の同棲時代に、GACKTさんはYOUさんの焼うどんに何度もお世話になったことでしょう。
ステージとオフのギャップがすごい。ファンも気づかない?
以前からGACKTさんは家でのYOUさんの覇気のなさに苦言を呈してました。
ステージを降りて衣装を脱いで、メイクも取った瞬間のYOUさんは、もはや誰なのか分からないほど別人だとか。
GACKTさんと10代の頃の京都のスタジオでの出会った際も、前にステージで見たかっこいいギタリストと目の前にいるYOUさんが全く別人だったということで信じられなく「お前ちゃうわ!」とキレてしまったそうで、ステージとのギャップはバンドを始めたばかりから一緒だそうです。
普段は温厚なYOUさんも、ステージに上がるとバチバチなギタリストの変貌するので、そのギャップはかなり素敵ですね!
GACKTと長く同棲。霊感が移るのが嫌?
YOUさん言えば、長くGACKTさんと同棲していた事で有名です。GACKTさんがソロデビューした後から一緒に住んでる話は聞いたことがあります。前の嫁さんと結婚した最初の頃も家族で一緒に住んでいたというから驚きですね。
GACKTさんはテレビやラジオで度々、自分の家に幽霊が出ることをネタにしていました。
元々霊感の強いGACKTさんのことなので、ファンは特に驚きませんが、一緒に住んでるYOUさんのことが心配でありました。
YOUさんは元々霊感などないタイプの人間でありましたが、GACKTさんと一緒に長く暮らしたせい、霊感が移ってしまったみたいです。
YOUさんは「出るし(幽霊が)、移る(霊感が)から嫌や(GACKTと一緒に住むのが)」と発言されたこともあります。
YFC時代にu:zoを陰湿な圧力?
GACKTさんが2010年から2年間結成していたバンド「YELLOW FRIED CHICKENz(イエローフライドチキンズ)」。
メンバーはGACKTさんのソロ活動に従えてるYOUさんとChachamaruさんと、LUNA SEAの真矢さん、そしてベースはU:ZO (ユーゾー) さんでした。
ベースのU:ZO さんは演奏自体は上手いのですが、どこか抜けた方で、音合わせやレコーディングの際に追いつけないこともあったそうです。
ある日、ある曲がなかなか覚えられないユーゾーさんに対して他メンバーが呆れていると、YOUさんは突然席を立って、ベース音の打ち込みが入ったUSBを持ってきて「ダメだったこれで行くぞ!」と脅しをかけたそうです。
USBを目の前まで持ってきて、代わりに使うなんて言われたら頑張るしかないですよね。
ブログやツイッターでは「GACKT」は禁句?
10代からGACKTさんと親友であるYOUさん。それゆえに逆にベタベタした関係ではないようです。
互いのブログやSNSに登場し合うことはありません。(それ以外のメンバーのバルさんや茶々さん、サトさんは登場しまくるのに)
そもそもYOUさんは個人ブログにGACKTさんの名前を出したことがなく、一時期は「魔王」という表現で出していましたが、近年は全く触れません。
GACKTさんに出すなと言われているのか、YOUさん自らの判断なのかはわかりません。
GacktはYOUと一緒にいてもつまらない?
あるドキュメンタリーDVDの中で、GACKTさんがバンドメンバー1人1人に対して想いをはしてシーンがありました。
ほとんどのメンバーに対してベタ褒めのGACKTさんですが、YOUさんに対しては厳しめでありました。
GACKTさんはYOUさんに対して「一緒にいてもつまらない」「本当につまらない男」と発言。しかし、一緒にいてホッとするような優しい存在なのだとか。
学園祭絡みでも、YOUさんが「は?」というようなボケをかますシーンはたくさんありました。ファン的もYOUさんユーモアセンスは信用していないと思います。
現在のYOUの活動。ブログでは可愛い息子が頻繁に登場!
GACKTさんの活動を離れたYOUさんですが、現在はバンドをしているのでしょうか?
少し前までは、音楽仲間と共に一緒にライブハウスで演奏して楽しんでたみたいですが、今の音楽活動の内容は不明です。
ChachamaruさんとYOUさんがアレンジしていた時代のGACKTさんの曲は評判が良いので、伸び悩んでるバンドはお二人にオファーを出せば救世主になってくれるかもしれませんね!笑
ちなみに現在のYOUさんはアメブロにて可愛い息子くんの写真をアップしまくっております。
YOUさんは独身時代から一眼レフカメラが趣味なので、写真のクオリティが凄まじく良いです。
GACKTさんは曰く、YOUさんは完全に離れたというわけではなく、今後もファミリーとしての付き合いはすると仰ってます。
つまりはライブツアーには参加しなくても、学園祭などのイベントにはコンスタントに登場するのではないでしょうか?